2017年1月6日金曜日

最近思ってること
「運も実力のうち」僕は最近この言葉の重さをよく実感している。もちろんサッカーに真剣に取り組むなかで、運ではなくて努力や準備といった、いわゆる実力の部分はとても重要だ。そんなことは誰もが知っている。でもこのア式蹴球部という大所帯で、上のカテゴリーへと這い上がろうとすれば、実力だけじゃ事足りない時もある。飛び抜けた能力を持たない僕は、今回運の手助けを借りて上のカテゴリーの景色を見ることができた。

あまり点を取る方ではない僕が運良くサタデーリーグで2戦連続ゴールを決め、そのタイミングでこれまた運良くIリーグメンバーではなく、サタデーのメンバーが東大とのTMに臨むことになった。a1メンバーに控え選手が呼ばれていなかったその日、先輩が怪我で試合を途中離脱した。同じチームの仲間、先輩の怪我を喜ぶわけではないし、チームとしてみたら大きな痛手であることは承知の上であるが、でもしかし、下のカテゴリーの選手からすれば上のカテゴリーの選手の怪我は大きなチャンスだ。そんな偶然が重なったなかで、本当に運良く僕は仮のa1デビューを果たした。

僕はこの時、この運の良さは自分が呼び寄せたものなのじゃないかとそう強く感じた。相対的にみたらどの程度のものかはわからないけれど、この部活に入り様々な刺激を受けるなかで、僕の中のサッカーへの思いは確実に人生で最高潮を迎えている。そういった気持ちや日々の見えない行いの一つ一つがこの運を引き込んだのではないか、そしてそれが自分の自信となりa1のピッチでのプレーをメンタル面から支えたのではないか、そう思えてならない。

運には幸運もあれば不運もある。僕は不運にもその後の試合で怪我をした。同じ理論で考えればこれは、僕の思いや努力がまだまだであったことの必然的な結果なのかもしれない。自分の取り組みにどれほど甘さがあったのか、ある意味客観的に評価された気分だった。自分の中ではやったつもりになっていた、それだけだったのかもしれない。確かに思い起こしてみればまだまだ、先輩たちはおろか同期の仲間にも及ばない。

運や偶然、そんなコントロールできないものの捉え方は人それぞれだと思う。でも僕は、そんなくだらないものでさえもモチベーションにしていける強さを磨きたい。メンタルが弱い自分だからこそ、その強さをこのア式蹴球部から学びたい。夏休み序盤から波乱の展開ではあったが、ア式蹴球部への、そして上のカテゴリーへの想いが強く募った数週間だった。

一度の幸運にうぬぼれることなく、小さな不運に腐ることなく、また一から精進していければいつかチャンスが巡ってくる、今はそう感じている。


最近の出来事
合宿の班穏やかすぎて逆に不安。ドスが本気出し始めた。

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