2017年1月19日木曜日

一橋大学ア式蹴球部

長いようで短かったシーズンを終え、新人戦期の真っ只中、新たな体制で来期に向けてまさに歩き始めようとしているこの時期に、あえて違うベクトルで昨シーズンのチームを振り返りたいと思う。
 
 私は幸か不幸か担架の係として本部からリーグ戦を眺めることが多かった。本部は両チームのベンチの中間に位置しており、私たち一橋のベンチも対戦相手のベンチも同じ距離で見ることができる特別な領域である。一橋と対戦相手のベンチを比較して感じたのは、確かに一橋は昇格するにふさわしいチームであったということだ。これはあくまでも私の個人的見解であるが、ベンチワークにはそのチームの本質が浮かび上がるのだと考える。ベンチからピッチに向けられる掛け声。マネージャーさんの立ち居振る舞い。交代選手の送り出し方。ピッチの11人とベンチの温度差。こうした一つ一つの些細な場面にそのチームが表れるのだ。そして一橋のベンチのそれは群を抜いていたと私は感じた。
 
 昨シーズン、チームとしては垂涎の一部昇格を叶えこの上ないシーズンを送ったのではないか。部員一人一人の想い、熱意、普段の取り組みが昇格という形で身を結んだことを、嬉しく感じるとともに、チームの一員として関われたことを誇らしく思った。最終節の試合終了の笛がなり終わった後の光景の素晴らしさはまさに筆舌に尽くし難いもので、恍惚としたことを覚えている。ただし、冬を超えるとまた新たなシーズンが始まる。私たちは一部で戦う。今年よりも厳しい試合が多くなることは想像に難しくないだろう。しかし、そんな時こそ、このチームの素晴らしさを失いたくはないと切に感じている。そしておそらくそれは私たちが見失ってはいけないことであると思う。
 
 最近、私自身どのようにチームに貢献できるのかを考える機会が増えている。一年生である以上、それほど大きな意味を部に対して付与することを求められてはいないのかもしれない。ただし、岡谷さんが円陣でおっしゃっていた通り、トップダウンのチームじゃないということは学年に関わらず何かできることがあるはずである。4月には後輩が入部してくる。いつまでも一年生ではいれない。
 
 堅苦しく書いてきましたが、つまり僕はこのチームが好きだということです。
 
最近の出来事
例年この時期になると、申し合わせたようにサザンが聴きたくなる。

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