2017年1月19日木曜日

過去、現在、未来


結局4年間も一部昇格のためだけにサッカーをやってきて、様々な経験ができた。
難しかったのは、自分の、自分たちの持ち味を、リーグ戦で最大限に発揮することだ。
これができた試合では往々にして納得のいく結果が得られるし、そうでないときは得られない。100%発揮できたのに負けたり、できなかったのに勝てたりする試合は、相手との力の差があった時だと思う。
二部のチーム、特に昇格争いをするチームの間には、力の差はほとんどないといっていいと思う。順位に関わらず毎試合、どちらが勝つかわからない。
だから、90分間でより自分たちの力を発揮できたチームが試合に勝つ。
これが何を意味するのか。
俺は、日曜日のこの90分間で発揮できるパフォーマンスを決める要因は、前の週の試合が終わってから、当日の試合が始まるまでの1週間にあると本気で思う。しかも実際に試合に出る人間だけではなく、部に所属する全員の。
週末の試合に向けてどれだけ準備できるか、そのためにどれだけ目的をもって、意識して練習に取り組めるか。
もっと長い目を持ってもいい。チームの目指す方向とベクトルが合ってさえいれば、必ずその姿勢から生みだされる取り組みは、力になる。
ただ、このことをわかっていても、実践するのはかなり難しい。
でも、俺たち一橋大学ア式蹴球部ならできると思う。そして、これが自分たちの強みになれば、今俺たちが考えている『限界』はただの幻想にすぎないものだ。隙を見せず、地道に毎日積み上げていく。どんな試合も「18試合あればこんな試合もあるよ」って簡単な台詞で済ませてはいけない。
すべては毎週末のためであり、チームとしての目標を達成するためであり、さらにその先にある未来のためである。
 
 
10月23日、今年一年の取り組みの結果が出る。
何が何でも勝って、昇格を決めて、喜びを爆発させたい。
だからこそ、いつもと変わらない1週間を通して、自分の、そして自分たちの力を最大限に発揮させる準備だけをしなければいけない。
残された1週間で自分がこの部に何ができるのか、何を遺せるのかは正直分からない。
俺は、本当にもう手の届くところまで手繰り寄せた『一部昇格』を、この手で掴み取りたい。この部の歴史を、そして未来を変えるというとてつもなく大きなことに、全力で挑戦したい。
36年ぶりに一部昇格を果たすのは、間違いなく俺たちだ。今、自信をもってそう言える。
 
 
舞台は整ったよ。みんなで死ぬ気で闘おう。
 
 
 
 
最近の出来事
・「あと1週間だから」で大口の機嫌が直る
・正樹にもやっとキャラができました

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