2018年9月26日水曜日

「サッカーを楽しむ」

自分のことばかり書いたブログになってしまいました。何か少しでも思うところがあれば嬉しいです。
長いので時間がある時に読んでください。

「サッカーを誰よりも好きでいる、どんな時でも楽しみ抜く、それをこのチームで一番体現する選手になる」

自分がシーズンに入る前に思い描いた理想の選手像。"サッカーを楽しむ"という事は、自分のサッカー人生の根底にある考え方で、サッカーが誰よりも好きで心の底から楽しんだ選手が、誰よりもたくさんボールに触って、1番サッカーが上手くなれる、活躍できる、しなきゃいけない、という多少馬鹿げた綺麗事のような、意地のような、そんな信念で今までずっとサッカーを続けてきた。そんな甘えた考えじゃ勝てないだろって思う人も恐らくいるとは思う。それはそれで間違っていないのだろうし、考え方は人それぞれだけど、少なくともこれが自分が1番大切にしてきた価値観だし、サッカーを続けてこれたのも、サッカーが本当に大好きだったからなのは間違いない。

楽しい瞬間ってたくさんあると思うけど、例えば、ボールを足元に止める瞬間、パスが繋がる瞬間、何万回と繰り返した技術が試合の一瞬に発揮される瞬間、考えて動いたプレーが想像通りにハマる瞬間、そんな時にパッと面白いプレーのアイディアが浮かぶ瞬間、そのイメージが味方と繋がる瞬間、ネットが揺れる瞬間、とか。挙げ始めたらキリがないけど、人それぞれ何かしら思い当たるものがあると思う。

だからといって、自分はずっとサッカー続けてきた中で楽しい事ばかりだったわけではない。幼小中高大とサッカーやってきて、コンプレックスばかり感じてた気がするし、苦しい事もすごく多かった気がする。

その中でも特にこの4年間。
同期がリーグ戦やIリーグとかA2の練習試合とか紅白戦出る中、一度たりともA2に絡む事すらなかった1年の時とか、2年になってようやくリーグ戦に出れた直後に鼻骨骨折と肉離れで前期を棒に振った時、何もできなかった秋季上智戦、全く勝てなかった新人戦期間とか、今でもたまに失点シーンがフラッシュバックする3年の時のIL関東学院とか。今年の序盤戦も、チームが勝てなくて、自分も試合に出れなくて、チームの力になれないのが本当に苦しくて不甲斐なかった。

でも、こんなの言うまでもないことだけど、サッカーやってて思うのは、苦しみ抜いた先に楽しさとかってあるのかなという事。こんな事、サッカーに限らず、本気で何か物事に取り組めば当たり前なのかもしれないけど。本当にサッカーを楽しむには、苦しい事はたくさんあるし、必要な事は山ほどある。

技術がなければ、
フィジカルがなければ、
頭を使えなければ、
走れなければ、
思い通りにプレーできなければ、
味方と連携できなければ、
目の前の相手に勝てなければ、
点が取れなければ、
試合に勝てなければ、

サッカーは楽しくない。当然のこと。

だから苦労する。上手くなろうとする。たくさん練習する。これもまた当然。
そしてまた少しずつサッカーが楽しくなってきては、また壁にぶつかってみたいな事を繰り返すのだろう。

もっともっと高いレベルで活躍できる選手だったら、もっともっとサッカーを楽しめただろうな、なんて思った事もたくさんある。自分が今まで味わってきたサッカーの楽しさは、レベルの高い選手たちからしてみたら、わずかでしかないのかもしれない。

だから、これも当たり前のことだけど、下級生にはもっと上手くなってほしい。そのための苦しい努力も楽しんで乗り越えてほしい。多分上手くなればなるほど、高いレベルでやればやるほど、勝てば勝つほど、サッカーがもっと楽しくなるはずだ。自分たちには想像もつかないような次元で、サッカーを心の底から楽しんでほしい。

そして、仲間を信頼しあった強いチームになってほしい。信頼関係って口では簡単に言えるけど、単にみんなの仲が良い、みんなよく話す、とか、そんなレベルでとどまるものじゃないはず。少なくともこのチームは。
全員が全員の事を、長所も短所も知り尽くして、相互に補完しあって、全員の持ち味だけが強く発揮されるようなチーム。
ピッチの上で全員のイメージが共有されて表現されるようなサッカー。
どんなサッカーであれ、攻撃も守備も、全員の熱量が一気に同じ方向に向かってくるようなサッカー。
抽象的ですごく難しいような事を、無責任に言ってしまったけれど、多分観ててもやってても楽しいサッカーのはずだ。そんな魅力的なチームになってほしい。

偉そうに書いてるけど、今の下級生のみんなはサッカー大好きなのがすごく伝わってくるので、正直あんまり心配はしてないです。むしろ期待してます。個人、チームの成長ともに。
見違えるほどに上手くなったみんなのプレーや、高山ややまけんが目指す理想のサッカーを観るのが今から本当に楽しみです。

最後に、自分自身の決意。

選手としての残りのサッカー人生で、もっと上手くなりたい。個人としての技術も、試合中の判断力、考える力も、チームとしての連携も、もちろん致命的に足りないフィジカル、スピード、体力も、全部のレベルを少しでも上げたい。そして、誰よりも試合で活躍できる選手になって最後まで大好きなサッカーを、みんなと、今よりもずっと楽しみたい。

20年近くサッカーを続けてきた中で、やり残した事も後悔も数え切れないほどある。
西が丘とかでサッカーしてみたかったし、ユースとかと試合してみたかったし、アミノとか天皇杯予選の関東予選とかに出れるレベルまで行ってみたかった。そんなレベルには自分は全くかすりもしなかったけど。
正直、大学の4年間だけ見ても、満足できるレベルには到底届かなかった。本当に4年間、あっという間だった。これで競技サッカー人生終わってしまうのかもしれないと思うとやっぱり寂しいし、これからもまだまだサッカーに深く関わっていたいという思いは強くなるばかりだ。

だから、残りの3試合に今まで積み上げてきたものを全部出し尽くしたい。

ピッチの誰よりもサッカーを楽しんで輝いて、
今までの自分史上、最高のプレーをして、
自分が思い描いてきた理想の選手、チーム像に少しでも近づいて、
最高に楽しい瞬間を追求したい。

そして、このチームでプレーできる残り少ない時間を最後まで楽しんで、そんな最高に楽しい瞬間を、みんなで共有したい。

それができれば、自ずと結果はついてくる。

苦しい時とか迷った時、自分を信じきれずに折れそうになった時でも、このア式にいたから頑張れた場面がたくさんあった。本当に恵まれていたと思う。そんなこのア式に、自分はピッチ内外ともにまだ何も残せてないけど、最後までサッカーを楽しんで、その姿勢をピッチの上で余す事なく表現する事で、何か与えられるものがあればいいなと思ってます。それが今の自分にできる全てだと思うから。

最終節の笛が鳴る最後の瞬間まで、

"サッカーを楽しむ"

チームの勝利のために。
応援してくださる方々のために。
後輩に自分の持つものを少しでも残すために。
このチームのみんなで喜びあうために。
何より、サッカーが大好きな自分自身のために。

この想いを曲げずにサッカーをやりきる。絶対に。

人生で一番楽しい3週間にします。

最近の出来事
・「長いので」「時間ある時に」っていつも書いてる。ごめんなさい。
・20周年記念で、今週末から最寄駅の電車の接近メロディが「You'll never walk alone」と「東京ブギウギ」になるのが楽しみ
・1年間に少なくとも1回は入部時のTwitterの写真を晒されるのをそろそろ断ち切りたい
・自分のファンを自称する奇妙な人に初めて出会った

#16 戸井純平

2018年9月25日火曜日

「一橋大学ア式蹴球部の可能性 Part3」


ノブレスオブリージュという言葉を聞いた事はありますか?
直訳すると「高貴さは義務を強制する」という意味です。もう少し詳しく言えば、「身分の高い者はそれに応じて果たさなければならない社会的責任、義務がある」という意味だそうです。僕が高校生の頃ある先生から聞いた言葉です。

おそらくこの一橋のサッカー部に所属している部員の殆どが、一般的に見ればしっかりとしたお家に生まれ、各地域で名の通った進学校を卒業した後、一橋大学という一流大学で学生生活を送っている真っ最中。そして、卒業した後は一流企業に就職したり、弁護士になったり会計士になったり、日本を動かす原動力になる(と言われています)。
この自分たちの置かれている状況こそが「高貴さ」だと思って下さい。

そしてその高貴さの中にこそ、自分たちの、あるいは自分の果たすべき義務があると意識した事はありますか?
正直あまり無いと思います。でもおそらく僕たちは、世間一般から高貴さの中でこそ果たせられる義務(=使命)を果たす事を期待されています。

例えば僕たちの通う一橋大学は、その義務を「Captains of Industry」という言葉で表現しています。主にビジネスの世界でリーダーとなる存在を養成する、一橋大学だからこそ掲げられる言葉です。入学試験も、色々な講義も、ゼミも、留学制度や就活支援も全てが「Captains of Industry」を養成するために考えられているはずです。この言葉を掲げ始めたのは意外に最近の事らしいですが、東京商科大学と呼ばれていた頃からこの大学の義務は多分変わっていないはずです。

僕たちの所属するア式蹴球部はどうでしょうか。まず第一にア式は「高貴な存在」なのでしょうか。少なくとも、「大学の運動部」という枠の中で考えると僕は高貴な存在であると思います。が、その大部分は今のところ「一橋大学の体育会であること」に依るのではないでしょうか。知らない人に一橋のサッカー部である事を伝えると、大体の人が部としての取り組みだとか強さではなく、偏差値の高い大学の運動部だという事に感心してくれますよね。

さて、今ア式は部の理念を見直し、これから先ずっと掲げていく「ミッション」を定めようとしています。「ミッション」はこれから先ア式が行う活動全ての根本にあるべきものであり、入部した全員で目指すべき、果たすべき使命です。
と、ノブレスオブリージュという言葉から始まったここまでの流れを意識すれば、ア式は100年の歴史を持った高貴な「一橋の体育会」であり、社会に対して様々な責任と義務を持った部活であるという事になりますが、僕は全部員にその責任を背負って義務を果たして欲しいとかそういう事を思っている訳では決してありません。

認識して欲しいのは「義務」ではなく「可能性」です。
間違いなく一橋ア式蹴球部という部が置かれている環境には、おそらく他の大学の運動部よりも多くの可能性が広がっています。
その中には東大のサッカー部や早稲田のサッカー部、あるいは一橋のラクロス部には広がっていない可能性もきっと有ります。(当然逆もまた然りです。)
その自分たちに広がる可能性を強く認識して下さい。そもそもノブレスオブリージュという言葉があるのも、間違いなく高貴さが様々な事を可能にするからこそ生まれた言葉だと思います。

一橋のサッカー部がどこよりも強くなって、全国のサッカーエリートが一橋を目指して猛勉強するようになる。「勉強かサッカーか」が意味ない議論になる。
一橋のサッカー部がどこよりも主体的で革新的な部活になって、部のOBの誰もが社会に出てからも活躍する。体育会学生の市場価値があがる。
一橋のサッカー部がどこよりも地域と密着した部活になって、試合の日には500人の国立市民が応援に駆けつける。大学スポーツの常識が変わる。

これらは全て一橋ア式蹴球部が持つ可能性の一部だと思います。今は全部途方もない夢のまた夢のような話です。でもそれは、今までそんな事をおそらく本気で目指していなかったから。この部活には約100年の間OBOGが汗と涙を流した歴史がありますが、その100年の歴史を貫くような使命は無かったはず。4年間のサイクルでそこに関わった人達が、それぞれに努力した。その結果が今のア式蹴球部です。
だからこそ今僕たちが「ミッション」を決めようとしている事は物凄く意味のある事です。

僕が中高6年間通った愛光学園のミッションは、「深い知性と高い徳性を兼ね備えた世界的教養人を養成し、世界に愛と光を増し加える事」というものでした。(本当はもっと長い文から一部を切り取ったものですが)
僕に自覚は全くもってありませんが、OBはみんなこの母校のミッションに不思議と誇りを抱き、おそらく心の何処かでこのミッションを支えにしています。
ア式もきっとそんな壮大なミッションを掲げられる組織です。壮大なミッションを掲げて欲しいと言っている訳ではありませんが、どんなミッションを掲げようと、全員がそのミッションに向かって自分たちの可能性を追求し続ける組織であって欲しい。その姿こそが、この部に関わる全ての人々を誇らしい気持ちにさせてくれるから。


最近の出来事
この歳で初めての飲食バイトに挑戦出来そうです。
性格悪い部門でも何でもいいから卒アルのアンケートで一位になりたい。

#14 堀本陽太朗

2018年9月24日月曜日

「練習は嘘をつかない」

このブログがみんなにとって、1つのきっかけとなってくれれば嬉しいです。

ア式での4年間を振り返って1番に感じるのは、めちゃめちゃ上手くなったということ。俺は正樹とか玉水とかとは違って、即戦力として期待されて入部したわけではなかった。実際に、1年生の頃は本当に下手でBチームにいることが長かったし、たまにA2で出ても足を引っ張るだけだった。だから、リーグ戦に絡むことはできなかったし、チームの快進撃を必死に応援するしかなかった。その状況は2年生になっても変わらなかった。B2がメインになって、腐っていた時期もあった。
今思えば、あの時期が自分の転機となった。もし大口さんのあの一言がなければ、もし梶さんがいなければ、間違いなく今スタメンでリーグ戦に出場している自分はいない。そこから地道に練習するようになった。練習前、練習後に自主練するようになって、足りないことや苦手なことを改善するようにした。そのおかげで、A2に定着できたし、3年生になって初めてリーグ戦に出場して、明学戦もスタメンで出場することができた。
だから、今の自分を支えているのは、日々の練習。練習量に関していえば、今いる部員の中でも1位、2位の自信はある。(負けるとしたら純平ぐらいかな。)それでも、スタメンになれたのは4年生になってやっと。しかも、岡谷がGMに専念していなかったら、右田がケガしていなかったら、今まで通りベンチ要員だったかもしれない。だから、本気でリーグ戦出たい、活躍したいって思っているなら、絶対にもっと練習したほうがいいし、もっと練習してほしい。

ブログとか目標設定で、リーグ戦に出場するとかAチームに上がるとかそういう目標をよく目にする。だけど、本気でそう思ってんの?その練習量、質で達成できると思ってんの?って感じることが多い。決してみんなが頑張ってない、努力していないっていう訳ではない。ただ、その努力で本当にその目標達成できるのかってこと。
下地は、来年8番着けるのをバカにされて怒るぐらいなら、必死に練習して上手くなって見返してやればいい。
いつきは、くよくよ悩む前に自分の長所を伸ばす練習をすればいい。
B2の選手がAチームに上がること、自分の武器がない選手がリーグ戦に出場することは、みんなが思っている以上に難しい。だから、みんなにはもっともっと練習してほしい。そして、「この人には敵わないな。」「この人が出場するなら、俺は応援でも仕方ないな。」って思わせて、リーグ戦に出場してほしい。たまに全体練習以外でほとんど練習してないのにリーグ戦出場する人もいるけど、正直どんなに上手くてもそういう選手はあまり好きになれない。チームの代表としてピッチに立つ人は、そのポジションで誰よりも努力していてほしい。それが応援されるに値する選手。みんなにはそんな選手になってほしい。

こんな姿が観れたら嬉しい。
瀬山は大事なところで点の取れるエースストライカーになる。
戸塚はリーグを代表するサイドバックになる。
森下が右田より点の取れるセンバになって、達がスタメンでリーグ戦出場して、八田が不動の右サイバになる。
他の人も含めて、みんなには化ける可能性が十分にある。だけど、今のままでは、この姿が観れる可能性は決して高くないと思っている。それでも、ひたむきに練習していたら必ず実現できると信じている。たとえ、すぐに結果が出なくても、自分を信じて積み重ねていってほしい。1年後、2年後、必ずその努力は実を結ぶから。
「練習は嘘をつかない。」
これは俺が4年間かけて証明したこと。
だから、みんなはひたむきに練習してくれ。1年後、2年後にリーグ戦を応援しに行った時にみんなの頑張った姿、活躍している姿を観ることを楽しみにしている。

最後に。今年必ず1部昇格を果たす。どんな形であれ。
それが、みんなのために俺が最後にできること。
あとは勝つのみ。

最近の出来事
・平野には感謝してます。ただ、どうせ機会がないから奢りません。
・13番は永久欠番にします。来年の新入生にも着けさせないで下さい。
・引退後のイベントは今のところSATOブリアンだけ。

#13 加賀平朗

2018年9月21日金曜日

「胸を張れ」


「自分に自信を持つこと」

普段猫背な私ですが、このメッセージを最後のブログで伝えたいと思う。

自分語りになってしまって申し訳ないが、これは自分の中で最も苦労したことで、さらに言えば、未だに達成できているとは言えないことである。


具体的な話でいえば、今年はスタメンで試合に出ることも何度かあったが、そのたびに良く実感していた。

どこか腰が引けている。

Bチームで出ていた時に感じていた、「俺が点を取って試合を決めてやる」という気持ち。

その気持ちはもちろんあるし、リーグ戦で、公式戦で自分のゴールで勝った時を想像したらアドレナリンが止まらない。

でも、心から、本心からそう言い切れない。本能が疑問を呈してくる感覚。

もともとネガティブな性格だからかもしれない。

「自分の実力を試してやる」「どこまで通用するか楽しみだ」という気持ちを本心から持てなかった。

リーグ戦は特別な舞台で、みんなの想いも背負っている。

下手なプレーをしたら、あいつはリーグ戦にふさわしくないと思われるのではないかというプレッシャー。

負けたらその責任が自分にそのまま降りかかってくるプレッシャー。

情けない話だが、それらのネガティブな気持ち、プレッシャーを跳ね返すほどの自信を持てていなかった。

結果、「やれるだけやってやる」という気持ちで試合に臨むことにした。

ただ、今になって振り返ってみると一種の逃げだったようにも感じる。

必死にやって負けたならしょうがないと、自分をごまかしていた。

でも、リーグ戦は結果が全てだ。必死にやっていようと負けは負けで、勝ち点0という結果しか返ってこない。

実際、自分が先発した試合は4戦3敗。どの試合もしょうがないなんて思えるわけもなく、悔しさしかなかった。

自分語りが長くなってしまったが、総括すると、心からの自信を持ってほしいということである。

これからのア式を背負っていく後輩たちにもう一度自問してほしい。

「なぜ自分がスタメンじゃないのか」とGMに訴えられるほどの自信があるかどうか。

今週のリーグ戦にスタメンで出ると決まったときに、自分ならチームを勝たせてやれるくらいの気持ちでいられるかどうか。

本番になっていきなり自信をつけることはできないので、この気持ちを忘れていたらもう一度思い出してほしい。

そして、練習ではその思いを思いっきりぶつけてほしい。

同じポジションのあいつにだけは負けられない。

対面する相手を絶対いなしてやる。球際でぶっ潰してやる。

試合の中でも、それは同じだ。TMであろうと、常に意識しておいてほしい。

岡谷がいつかの円陣で言っていたが、もっとTMをチャレンジが絶えない場にしてほしい。

自分が思い描く理想を、その試合で自信を持って失敗を恐れずにガンガン表現していく。

そんなプレーを続けていく中で、磨き上げられたプレー、特技がいつか自分の糧となって、圧倒的な自信につながるのだと思う。

気づくのが遅すぎた感もあるが、引退まで四週間、自分に胸を張れるように努力は惜しまないつもりだ。

皆にも、自分に胸を張れる選手目指して引退まで走り抜けてほしい。


最近の出来事

・疲労がとれなさ過ぎて酸素カプセルなるものに一時間入ってみた。
 入る直前にしたはずなのに危うく漏らしかけた。

・引退後バイトしかしてなさそうで怖い。

#12 重宗大貴

2018年9月20日木曜日

「最後に伝えたいこと」

文章をまとめることができず長くなってしまいました。すいません。時間があるときに読んでください。

①チーム視点
2年生の夏、1年生の時のGMの金さんからの中断期間に向けてのメッセージがありました。その中に、
「水汲みも雑用かどうかは自分がきめること。同じ仕事でも取り組む目的と相手の期待を考えると、見方が変わり、質が変わる。あなたは何をしているの?」
というものがありました。

ここから少しはマネージャーへ向けての話になってしまいます。
水を汲むため、マーカーを置くため、ビデオを撮るために、プレーヤーよりも早く集合して部活をやっているのではありません。プレーヤーがサッカーをする最高の環境を整えること、その先にあるチームの勝利、一部復帰、関東昇格のためにやっています。さらにその先にあるものは、一橋大学ア式蹴球部の素晴らしさを証明することです。

いつか何かのタイミングで立ち止まってしまって、自分がやっていることの意味に疑問を持った時。何の為に今全力で取り組んでいるのかわからなくなってしまった時。足元を見て道に迷うのではなく、頭を上げ遠く高いところにある目標を見て、そこに向かって突き進んでチームを引っ張っていってほしいです。
マネージャーとしての限界を感じるのではなく、1人の部員として、現状に満足せず上を目指してください。OGとなって試合を観にきた時、後輩マネのみんなの全力で闘う姿を見られるのが今からとても楽しみです。

マネージャーに限らずプレーヤーも、ポジションがあり、ユニットの仕事があります。目的と期待を考えられていますか?目の前の仕事をだるいと思うのではなく、それをやる意味に目を向けてください。もっとこうしたら良くなるかも?という考えがきっと出てきます。

②変えられないもの、変えられるもの
小平が土のグラウンドであること、夏が暑いこと、一橋にスポーツ推薦はないこと、ピッチには11人しか立てないこと、マネージャーはプレーできないこと、変えられないものは沢山あります。でも、来年一橋がどのリーグにいるか、4年後自分がどのカテゴリーにいるか、新人戦スタメンで出られるか、これからの自分の行動は変えられます。

4年間という膨大な時間があります。その時間があれば今B2の1年生は関東のリーグ戦にスタメンで出て活躍することができます。もっと上を目指してください。そして、目標を掲げたらそこに向かってがむしゃらに努力してください。弱い自分と向き合って、足りないものを克服しようとし続けてください。
4年後活躍するためにできることは山ほどあります。自分がリーグ戦に出て活躍しア式を関東に導くために、部としてア式蹴球部が成長するために自分に今できることは何かを考え続ければ、変わっていくはずです。
もっとリーグ戦に出て活躍するという気持ちを全面に出していいんです。上を目指している人には手を差し伸べてくれる先輩や同期が必ずいます。

関東の舞台で活躍する後輩を応援できるのを楽しみにしています。

③チームで勝つ
リーグ戦で負けた時、今年のチームでどれだけの人が自分のせいで負けたと思えているでしょうか?

試合に出ていた人が責任を感じるのは当たり前です。
でも、応援も苦しい時間にピッチにいる11人をもっと鼓舞できたはず。アップの時間にもっとスタメンのためにできることがあったはず。審判の判断に文句を言わない方がよかったはず。

チームの勝敗を決めるのは、その1週間の取り組みの結果です。
ストレッチに手を抜いていたかも。食事の時間を守らなかったかも。遅刻した人がいたかも。荷物を忘れた人がいたかも。マネージャーはプレーヤーのコンディショニングをもっと手伝えたかも。怪我人が増えてなければ試合にベストメンバーで挑めたかも。もっとうまくテーピングを巻けたかも。

リーグ戦で勝つことがどれだけ難しいかは4年間で痛感しています。それは相手チームも本気で勝ちにきているから当たり前です。だからこそ、試合に出る人だけではなく、74人の部員全員がリーグ戦で勝つために隙をみせずに行動しなきゃいけないんです。

試合に出られる人は出られない人の想いを背負って死ぬ気で闘う。「勝利への執念」をチームの代表としてプレーで見せつける。
同時に、出られない人やマネージャーは、こいつらのために恥ずかしくないプレーをしなきゃと思うような取り組みを日頃から積み重ねる。そして、試合になればピッチにいる11人のために、チームの勝利を本気で願って、応援し続ける。

私が思うチームで闘うことはこういうことです。
全員がチームの勝敗に責任をもてるようなチームであり続けて欲しいです。
そこに生まれるのが「一体感」だと思います。

④最後に
気がつけばア式の一員として過ごすのも残り二十数日。今までにないくらい感情を揺さぶられた4年間でした。後悔とやり残したことは沢山ありますが、4年間やり切ったと言える自信はあります。それでも感情が爆発するリーグ戦の勝利の瞬間に立ち会えなくなるのは少し寂しいです。

たくさんのOBさん、父兄の方々に本当にお世話になりました。現役のことを心の底から思って、睡眠時間を削ってでも部停解除に向けて何かできないかと動いてくださった姿はこれからも忘れることはありません。ありきたりな言葉になってしまいますが、本当にありがとうございました。結果という形で必ず恩返しします。

もうやるべきことは全試合勝つことだけです。この74人で戦える残り少ない時間を大切に、毎週末喜びを共有したいです。
全員が勝つためにもっとできることがあるはずです。もっと「熱狂」させましょう。
そして、絶対に「一部復帰」します。

最近の出来事
・大雨に打たれてるマネージャー見て、化粧落ちてるの見るの面白いとか言って笑ってた堀本のこと、本気で性格悪いと思いました。
・江ノ島で木田くんの手つなぎデート現場に遭遇しました。彼女可愛かったです。

#MGR 鹿嶋茜

2018年9月17日月曜日

「7月29日。」

『7月29日。』
僕はこの日を一生忘れないだろう。やった瞬間にわかった。もう引退だと。その日はみんなには大丈夫と言っていたし、自分にもなんとかなると言い聞かせていたが、正直あんなに痛かったことはサッカーやってて初めてだし、音がしたのもわかってたから心のどこかではわかっていた。でも受け入れたくなかった。病院で前十字靭帯断裂と言われても何かの間違いじゃないかって願って違う病院にも行った。やっぱり結果は変わらなかった。一気に気持ちが切れて1、2週間くらいは何もやる気になれなかった。
このままサッカー人生終わりたくない。そう思えたのはたくさんの人が心配してくれたからだった。何かしなきゃと思えた。歴代の8番の方々はその人なりの形でチームに大きなものを残してきてくれた。同じようにはできないし、自分はその人たちに比べたら大したことはできないけど、四年として自分なりに何かを残したいと思う。そして人生最大の大怪我だけど少しでもサッカーをできる可能性があることがわかった今、自分にできること・みんなに残せるものは、最後まで諦めずに努力する姿勢だと思う。次またいつ怪我するかもわからないし、そもそも間に合うかもわからない。将来ちゃんと歩けなくなる可能性もある。でもそのリスクを負ってでもこのチームでサッカーしたい。みんなには多少気を遣わせたり迷惑をかけたりするかもしれないけど許してください。それだけの価値がある場所だと自分は思うから。だから最終節の笛が鳴り終わるまで、昇格すること、そしてできることなら試合に出てチームに貢献することを諦めずにやりきりたい。

あともう一つ、ピッチを離れて強く感じたことがある。一橋のア式には本気で心が揺さぶられる瞬間があるということ。正直この1年間くらい、そこまでの気持ちを感じた試合はそう多くない。明確な理由はわからないけど多分前の方が多かった。蓮さんがコーナーから同点弾を決めた瞬間とか、成城戦の笛が鳴って昇格がこぼれ落ちた瞬間とか、梶さんがスーパーゴールを決めた瞬間とか、宗さんが最終節でエグいシュート決めた瞬間とか、最終節の笛が鳴って昇格が決まった瞬間とか、大東戦で右田がヘディングで同点弾を奪った瞬間とか、圭吾さんが明学からゴール奪った瞬間とか。思い返せばどんどん出てくる。本当にどれも鮮明に覚えてる。自分が出てたとか出てないとかはそんな関係ない。もちろん自分が出てチームに貢献したいけど、出てなくてもこういう瞬間に立ち会って自分のモチベーションはさらに高まっていったと思う。
でも先週の帝京戦、久しぶりにその気持ちを感じた。城所がヘディングを決めた瞬間だ。あんなに嬉しくて、あんなに昂ぶって、あんなに楽しかった瞬間は久々だった。これがア式という団体にいることの最大の魅力だと僕は思う。そしてこれは今の僕たちにもそういう試合ができるということだと思う。もっと勝利のために、一点のために、全てを捧げる覚悟で臨んでいい。一人一人がそういった姿勢でいられれば、きっとこのチームの熱量はすごいものになる。熱狂できると思う。残りの試合全てにおいてそういう瞬間をみんなで作り上げていきたい。

最近の出来事
・ついにps4を買ってしまった。
・新宿のルミネで「ルミネカード作りませんかー」って声かけするバイトしてた日、げんきたちとニアミスしたらしい。見つからなくてよかった。
・ブラザー飯、しょうもないと言われてもやめる気ありません。参加希望者は人事部森山まで。

#8 田尻一真

2018年9月15日土曜日

「サッカー中心の生活」


受験で東京に来たついでに兄に誘われて郷土の練習見学に行ってからあっという間に5年が過ぎた。
その時からなんとなく大学でもサッカーがしたくて私立じゃなくて国立大学に受かりたいと思うようになってた。
無事受かってからは新歓に一切参加させてもらえず気づいたら入部してた。アミノの大東戦では名前も知らない同期とメガホンを持って名前も知らないちょっと怖そうな先輩を応援してた。振り返ると、それから今日まで本当にサッカーが生活の中心だった。
朝練が7:30開始だった時は、練習の前日は遊ぶどころかバイトをすることも躊躇ったし、8時間寝ないと動けないと思って22時前には布団に入ってた。
東京に知り合いがあまりいないことも重なり、遊ぶのもご飯を食べるのも飲みに行くのもア式の人ばかり。ラインを開いてもほとんどア式の人。時々違うけど。
嫌いだった牛乳もレバーも卵ご飯も体に良いと知って食べ続けてたら好きになった。一人暮らしの時は煮卵と納豆と豆腐を毎朝食って、玄米も食ったりしてみてた。
部停で2ヶ月サッカーができない時は、筋トレとバイトで堀本と気持ち悪いくらい毎日顔合わせてた。
1週間オフや冬オフもア式の人とディズニーしたり、学年旅行行ったり、玉とは2人で旅行した。

そんなア式の活動が中心の生活も今週が終わったらあと4週間と思うと、今まで頑張ってきてよかったなと思う。大学で自分自身いろいろ変わることができて、仲間と長いスパンで目標に向かって頑張ることができてよかった。
このチームは本当に4年間を捧げる価値のある組織だと思います。

あとちょっとですが全員で頑張りましょう

最近の出来事

引退後の生活結構楽しみ。みんなで筋トレ頑張りましょう。
12月下旬に旅行一緒に行ってくれる人募集

#6 池田真