2017年1月19日木曜日

想い


この4年間、本当に色々な人に支えられ、サッカーに集中できたことを非常に嬉しく思う。2年生の時の春季最終節上智戦での大敗がなければ、金田さんとあれだけ語って高みを目指す意識をあげられなかったかもしれない。自分がベンチにも入っていない試合での敗北が結果的にはターニングポイントになった。本気でスタメンを目指そうと思ったし、やらないと後悔すると思った。できるできないじゃなくてやるかやらないか。2年生はその違いは大きいなと思った時期だった。
でも実際はスタメンで出場できても、活躍できた試合は多くない。セービングが特別上手いわけじゃない。キック上手いとは言われるけど、ゴールキックはノープレッシャーだし、ポゼッションの中でのキックの技術を考えると実際そうでもないと思う。技術が特別高いわけじゃないその中で、自分がチームの勝利に対してどう貢献するか。大口や中野がいつも言っている事ではあるが、試合や練習の中での声、コーチングは意識次第で変えられる。後半残り15分ぐらいで一番後ろから10人を見たとき、疲労から顔が下がって元気なさそうだったら顔あげろ!残り15分やりきろう!と一言叫ぶだけで相手の顔は上がるし、自分だけじゃなくて周りも呼応して声の輪が広がる。疲労は無くならないかもしれないけど、チームとして最後まで戦う空気を作ることができる。コーチングは、チームメイト・相手の表情や動きを見て、頭を使って言葉にしてアウトプットすることだと思う。自分のことで精一杯になっているとなかなかできない。だからこそ、練習からやらないといけない。コーチングもサッカーの技術の一つで、一朝一夕に身につくものではないが、集中力と意識で変えられるし、メンタル的にもポジティブになれるものだと思う。
 
メンタルはめちゃくちゃ大事な要素だ。僕はメンタルが強くはない。去年の最終節後の飲み会で後藤さんに言われた一言言われた。
「修はがむしゃらさが足りない。来年メンタルの部分でもっと勝ちにこだわってプレーしてほしい。」
一番近くで僕のことを見ていた後藤さんから言われたからこそ、鮮明に覚えているし、それが後藤さんとの一番の差だなと思った。試合の時の後藤さんのプレーはどんな形でもいいからシュートやクロスを止めるという気持ちが見えていた。でも僕は綺麗に止めることやこう止めるんだというイメージにこだわっていた。セービングやキックで理想を求めすぎていた。個人としてのパフォーマンスが自分の中で先行していたんだろうと結論がでた。
実際、キーパーは失点しなければ、セービングが綺麗だろうが、崩れていようが関係ない。キーパーに最も求められるのは失点を防ぐこと。全てのシュートをキャッチできれば最高だが、実際不可能。だからこそ試合では、自分がキャッチできるボールは確実にキャッチすること、止められる範囲のシュートを確実に止めること、シュートを敵のいないところに弾きだすこと、ノープレッシャーで蹴るゴールキックでミスをしないこと、コーチングでシュートを打たせないなど、自分ができる最大限のプレーをしてどんな形でもいいから失点を防ぐ。練習では、キャッチできるボールの強度をあげること、守備範囲を広げること、足元の技術をあげることなどを意識して練習する。理想のプレーはイメージとして持って、その中で自分ができるプレーの幅を広げて行くことが大事だと思っている。
 
どれも技術を高めるだけのことのように思えるが、実際はメンタルが大きい。失点やミスをしたあとにもりもや甘利と話す中で、最後はメンタルや気持ちの面で高められていないと結論づけることが多い。自分のミスで理科大戦の1失点目した時、上智戦で同点弾を許してしまった時に勝手に落ち込んでいた。試合後に周りと話して、過ぎたことに対して引きずることが自分の弱さであり、課題だと改めて認識した。まだまだ成長できる。あと3試合、どんな形でもいいからシュートを止めること、自信を持ってはっきりプレーする、チームを鼓舞し続けていく。
 
声の重要性をもう一度認識することと自分のメンタルと向き合ってほしい。チームを鼓舞するコーチング、良いパフォーマンスができる時のメンタル、そのメンタルに持っていく方法を考えて試合に臨められれば、もっと気持ちの入った試合をできると思う。
 
 
最近の出来事
最後のブログ、難しい。
思った以上に早慶の体育会強いです。
金属希望で出す予定なので、ふかつのとこに出向する可能性あり。

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