2017年1月19日木曜日

向き合う


「1週間」
 
時間の区切りの中で一番お世話になっている。
 
中二の時から読み続けてきている「ジャンプ」も、小2の時から毎クール4、5本は欠かさず観ている「ドラマ」も。
 
短すぎず、長すぎず。その内容について友達と話したり、このあとどんな展開になるかを予想して、1週間後答え合わせしていく感じがたまらなく好きで、そのひと時はささやかな幸せでもあった。
 
そしてもう一つ「1週間」ということを語る上で忘れてはならないものがある。
 
「ア式」
 
リーグ戦が始まって終わるまでのあの怒涛のように駆け抜ける9週間に及ぶ戦いの疾走感、そしてその1日1日の濃密さは何ものにも代え難い。出来るなら、あの緊張感、そして独特な雰囲気を醸し出すあのピッチに少しでも多く立ってみたかった。それでもチームが点を取った時や勝利した時の喜びや高揚感は、自分がベンチだろうと応援だろうと、はたまたスカウティングで見に行けなくてツイッターにへばりついている時も最高だった。
 
今までの人生で最も濃密な時間を提供してくれたここでの生活もあと2週間で終わりを迎える。
 
この四年間を振り返ってその日々を一言で表わすと、自分の弱さと向き合う日々だった。
 
中高の時、今思えば大して実力がないのに早い段階から試合に出させてもらっていた。そんな経緯もあり、大学でもやっていけるんじゃないかっていう空虚な自信を持って入部したが、現実はそんな甘くなかった。先輩はもちろん同期にも自分より明らかに上手い人がいて、そう分かってても自分はこんなもんじゃない、もっと出来るんだって自分に言い聞かせながらやっていた。
そういう向上心や自分に期待をかけることは非常に大切だと思うけど、この時圧倒的に足りないものがあった。
それは
「自分の弱さと向き合うこと」
自分が上手くないっていうことを心のどこかで気づいていたけど、それを認めたくなかった。いや認めたくなかったのではなくて、それを認めることを恐れていたのかもしれない。
何がきっかけかはあんまり覚えてないけど、その弱い自分と向き合えるようになった。練習試合でボコボコにされた時かもしれないし、授業の関係で練習に参加できてなかった梶谷や松井や野際と4人で自主練した時かもしれない。上手くないんだって割り切れるようになってから、吹っ切れて色々な所から何かを吸収して取り入れていったり、今までの取組みをもう一段向上することができるようになった気がした。
練習では周りをよく見るようになった。自分の頭で考えることが多かったけど、周りのチームメートから真似できるものはないか目を光らせるようになった。試合のビデオもなんとなく見てることが多かった。自分がプレーする姿を直視するのが怖かったのかもしれないけど、そういう感情よりも少しでも上手くなって試合に出たいという想いから何度もビデオを見て、改善点がないか探すようになった。
 
このままグダグダ自分のことを書いていくのもアレなのでここら辺で終わりにしとこうと思う。自分と真剣に向き合うことはその言葉以上に難しくて怖いことだと個人的には思う。そして誰かと真剣に向き合うのはもっと難しい。これ言ったら怒るだろうなとか、嫌われるかなとか、色々気にして本音を言えないで終わっちゃうことが多い。だから自分に向き合うことよりもさらに一歩踏み込んだ勇気が必要になってくる。でもこうやってお互いの想いをぶつけ、理解し合ってこそ本物の信頼関係を築くことができると思う。
自分自身とそして、仲間と真剣に向き合うことなくして個人としても、そしてチームとしても成長はできないと思う。実際俺がこの向き合うというところに関して、他の誰よりもできたと言える自信は正直あまりない。でも4年間部活を通して、この部分の重要性を強く感じたし、これから社会に出て働く上でも大事になってくる部分じゃないかって勝手に思っている。引退間際の4年が残した去り際の一言として、みんなの頭の片隅に入れてくれたら嬉しい。
 
最近の出来事
・小野間と達也をもう馬鹿にすることができなくなった笑
・5秒間握手するだけで千円とか世の中おかしい

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