立教戦。
チームとしても、個人としても、これといった見せ場なく負けた。
逆に、大きく崩されたシーンもなかったけど、ただただ負けた。
正直、試合を終えてみて、チームとしてポテンシャルを発揮できな かった、実力を出し切れなかった、という気持ちはなかった。
チームとしてブレずに一体感を持って、最後まで粘り強く、泥臭く 闘えていたと思う。
それだけに、次どうすればいいのかあんまりイメージが湧かなかっ た。
今、特にトップチームは新しい壁にぶつかっていると思う。
自分が入部したときから、チームは確実に進化していると思うし、 中でプレーしていて本当にそう感じる。
一橋大学ア式蹴球部というチームとしての、球際、切り替え、運動 量へのこだわりや追求心は年々磨かれ、今やそれがこのチームのア イデンティティみたいな側面まである。中でもトップチームに関わ る人は、それをチームで最も体現する者として、情熱とプライドを 持って取り組めていると思う。
そして昨年に関して言えば、それが一部昇格という形で結実した。
ただ、僕個人が一部リーグを闘っていて、ある種の限界を感じたの は事実だ。
単純に、身体張ります、走ります、頑張ります、闘います、だけじ ゃどうにもならない差が、一部という舞台にはある。
もっとサッカーというものを深く知らなければいけない。
もっと頭を使って、90分間闘わなければならない。
奪った後、もっとボールを大事にしなければない。
本当に今、壁にぶつかっている。
今まで誰も経験したことのない壁に。
36年ぶりに新しいステージに立った僕らにしか体感することので きない、とてつもなく大きな壁。
今ここに、進化の源泉がある。
そう思っている。
これまでの取り組みを否定するつもりは全くない。
チームとして一体となって闘う上で、ベースとなる大切な姿勢、メ ンタリティはこれまでの徹底した積み上げによって実現したものだ 。これをブラすわけにはいかない。
当たり前だが、現状に満足せずもっともっとこだわっていく。
ただ、それだけでは変われるのかと考えたとき、疑問が残る。
もうこのチームは、そういった、これまでとは次元が一つ上の壁に ぶちあたっていて、そこを越えていかなければいけない。
このタイミングで、このチームでプレーできる僕は、本当に幸運だ 。
未知なる壁にチャレンジできる環境にいる。
そのことを噛み締めながら、これからもチームで壁に挑んでいきた い。
最近の出来事
就活はまじメンタル。
#8 宗嵩久
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