2017年10月31日火曜日

早く行きたいなら一人で行け。遠くに行きたいならみんなで行け。

ア式蹴球部 100年構想

- ア式蹴球部が今後、510100年成長し続ける団体であるために -


思考、多様性そして意思決定
ア式で「がむしゃらに頑張る」、というのは「思考の放棄」ではないかな、と考えている。
GMの考える練習、ユニットの存在意義。一つ一つに意味があり、各部員個々人の思考には対象、理由が存在する。大口さんが以前練習に来た時「盲目的に圭吾のいうことを信じるのではなく、疑ったり考えることを怠らないでほしい」と仰ってたがまさにそうだ。ユニットの活動にしても、目的と手段を取り間違えになるのは、この考える、という行為が欠けているからだ。すべての行動、活動に対して「考え抜くこと」が、多様性の大前提であると思っている。

多様性のない組織の成長は遅い。もしくは成長せずに衰退する。これについては、わざわざ一橋の学生に説明するまでもないと思う。
ただ、多様性とは一人一人が異なる考えを持っている状態ではない。その考えをぶつけ合うことだと思っている。閉口した人間の意見は、存在しないものと一緒だ。思考の重要性を上記で述べたが、ここでは「発信の重要性」について述べたい。ユニットでも練習でも試合でも、個々人がしっかりと考えることが根付いたら、今度はその意見が発信し、ぶつかり合うことでチームに熱が生まれる。熱はすべての行動の原動力だ。時に言い争いのような形でも、お互いのことを理解しあえるなら、上面だけ仲良くして肝心なことを何も言わないよりもよほどいいと思っている。城所や岡谷、宗が、あれだけチームに溶け込むのが早かったのも、入部してすぐに先輩たちに対して自分の意見をぶつけていたからだと思っている。

こうして意見がぶつかり合うと、それまでになかった考えが生まれ、全体のアウトプットの質が向上する。ただ、多様な意見をどこかで一つに収束させなきゃいけない。
「全員にとって都合のいい意見には血が通っていない。誰かが責任を取って決断しなきゃいけない」という友人の言葉を使わせてもらいたい。妥協案、折衷案というのは、全体の意見を統合して誰も極端に損をしない、傷つかない意見であり、しかし組織のために最適かどうかは後回しになりがちだということを実感した。10人いれば10人全員が納得できて、チームにも最適なんて意見が毎回出るわけがない。ただ、だからといってなあなあにしてはいけない。そんな状況を打破するためにも、GM、ゲームキャプテンやユニット長という責任ある人間が覚悟をもって決断を下す。
各々が一つ一つのことに対して、真剣に考え向き合う。そして多様な意見をぶつけ合う。様々な意見を統合し、責任と覚悟の上に成り立つ意思決定が増えていく事が今後のア式には必要だと思っている。


部活以上の存在へ
「学生には無理だよ」
この言葉は僕が幾度となく聞いた言葉だ。学生主体を掲げる組織でありながら、すこし難しそうな提案や意見に対しては、学生という言葉を使って否定する。

学生スポーツは転換期にある。早慶サッカー定期戦はついに観客動員数12千人を超えたらしい。スポーツ庁が設立され。日本版NCAAの新設も噂される中、ア式蹴球部は旧態依然とした運営を続けている。極端に言ってしまえば、「サッカーを頑張っていれば自然に応援してくれえる人が増えるだろうから、とりあえずサッカー頑張ろう」という状態だ。ア式の何倍もの予算と実力を兼ね備えた強豪校ですら、応援集めに四苦八苦している状況で、サッカーだけやっていれば自然に応援されるチームになるとは思えない。また、応援されることで新しい収益の柱を構築し、そこから競技力向上に結び付けていくという考え方も必要だと思っている。京都大学アメフト部が法人化した。明治大学や流通経済大学サッカー部はユニフォームスポンサーを獲得した。青山学院大学陸上部や早稲田大学は大手スポーツメーカの支援を受ける環境を整えた。こうした流れは徐々に、しかし確実に広まっている。気づいた時には多くの大学の後塵を拝していました、では済まない。

OBOG保護者関係者の皆様との関わり合いはどうか。地域とのつながりは。筑波大学ではサッカースクールが行われ、天皇杯の応援にはその子供たちが駆け付けたらしい。ア式は大学や地域の人々からどれだけ認知され、どれだけ支持される団体だろうか。小平の人工芝化が一向に進まない理由は何だろうか。同じプレゼン資料を毎年の総会で聞きながら、「またかよ」と笑っているうちに引退を迎えてしまったが、これが来年再来年も続くのだろうか。

大学生は高校生までとは違い、行動の幅が極端に広がる。成人している部員がほとんどの中で、企業や自治体と積極的に新しいことに挑戦していくだけの環境はある。そして大学生が社会人と違うのは、行った行動への責任の重さだ。チームを思っての行動であれば、たとえ失敗したとしても咎められることはない。むしろ、リスクを恐れて停滞し続けることのほうが問題だ。チームとしてサッカーに対する意識はこの4年間で格段に変化した。1部が夢の舞台ではなくなり、練習の強度も格段に向上した。
今度は運営における面で大きな成長につなげていく段階ではないかなと思う。自立した個々人の積極的な試行錯誤を経て成長していく組織こそ、真に学生主体の団体だと考えている。そして、今後の継続的な成長をア式が自立的に達成するには、ユニットを中心とした活動が不可欠なはずだ。


情熱の在処
入部して、挙げればきりがない程の人達から影響を受けた。
ア式の環境が稀有で非常に恵まれた場所だと謹慎期間中に知った。
人工芝だとか、元プロのコーチだとか、そういった外的要因ではなくて、各部員が内側に秘めた情熱こそア式の最大の魅力だ。これ以上の環境はこれまでも、そしてこれからも二度とないと思う。
四年間という長い時間を通して、情熱というものを教わった。情熱との向き合い方を教わった。
一選手として、一個人としての自分との向き合い方が変わった。
食事、体幹、走り、ミーティング、応援。諸々で節々と感じることである。

各々の秘める情熱こそ、何十年変わらず受け継がれてきたもので、そして今後何十年も受け継がれていくべき伝統だ。胸に秘める熱さこそ、ア式がア式である所以であり、現役もOBもそれは変わらない。だからこそ、後輩の熱い試合を見て感化されるOBの方々がいて、ア式の試合を見た人たちが情熱という言葉以以上の何かを感じてくれているのだと思っている。
これだけは、100年後のア式にも引き継がれていて欲しい。



最後に
ア式で、一人では到底辿り着けない場所で多くの景色を見ることができた。
残り四試合、すべて勝利した後の景色はさぞ絶景だろう。
みんなでより遠くまでたどり着きたい。
ア式に関われたことを誇りに思っている。
そして今後100年先も、ア式蹴球部に関わった一人の人間として誇りを持てるようなチームであって欲しいと思う。

OBOG保護者関係者の皆様。
先輩方、後輩のみんな。そして同期。
四年間ありがとうございました。


最近の出来事
今年留年したら来年就活again is 全然ある。
台風、今週はマジで来ないでね。


#9 船越弘晃

2017年10月30日月曜日

「向き合うこと」


チーム視点的な、後輩に向けて的なものをテーマに書き始めてはみたものの、途中から自分が書いた内容が陳腐なものに思えてきてやめてしまいました。

最後のブログですが個人視点に偏った内容になっています。

長く、伝わりづらい部分も多々あると思いますがご了承ください。

 

 

心が揺れること。

ここで言う「揺れる」とは、感情が生まれることだと思ってほしい。

すなわち、何かに対して嬉しい気持ちや楽しい気持ち、悔しい気持ちや辛い気持ちなどを強烈に感じることである。

振り返ると自分のこの部で過ごした時間は、いつの日もこの「心の揺れ」が原動力になっていたように思う。

 

入部した当時の野望はとてもシンプルだった。

スタメンをとって活躍する。

これ以外になかった。

(これは今も変わらず持ち続けているものではあるが。)

先輩達を知り、GMを知り、リーグ戦を知り、ア式を知った。

当時はとにかく自分の存在をチームに知ってほしかった。

だからアピールできていないことがほんとに悔しかった。

 

思えば自分はカテゴリー分けに常に敏感でいた選手かもしれない。

そして自分の調子に常にこだわっていたのだと思う。

誤解してほしくないのだが、カテゴリー分けが全てと言っているわけではない。

カテゴリーが上なら満足、下なら不満足というだけの話ではない。

チームの勝利、個人としての成果も大事に思っている。

ただ自分の場合は、カテゴリーを強烈に意識することで、嬉しさ、悔しさの感情を常に自分に忍ばせ、それをモチベーションへと変えてきた。

 

当たり前だが、入部から今まで順風満帆にこれるわけがない。

相対的に見れば、1年の頃からチャンスを多くもらっている方かもしれないが、そこに競争意識や危機感を欠いたことは一度もない。

全く仕事が出来ず後半開始早々に代えられたことも何回もあるし、活きの良い後輩にスタメンをとられたこともある。

お前には決定的な特徴がなく、正直スタートからは思い切って使えないとGMから言われたこともある。

こんだけサッカーに時間を費やしていれば、誰でもネガティブと向き合わなければいけないシーンが出てくる。

そんな時にどれだけそれを受け止め、向き合えるか。

悔しいと思えるか、くそっと思えるか。

心が揺れるか。

そこに成長の差が出てくると思う。

いったんネガを忘れてリフレッシュするのも当然ありだ。

だが自分は思っているよりもはるかに弱い。

一度目を背けてしまうとなんとなくまた火曜からの練習に向かってしまう。

日常は等しく流れていくから、さらっと次に切り替えていく方が気分がよく、楽なのである。

 

他の人から「お前はモチベーションの波が小さそうだし、いつも高いように見える」と言われることがある。

しかし、これは常に「サッカー大好き、楽しい」の状態を保ち続けているわけではない。

むしろ「サッカー難しい、わかんねぇ、うまくいかねぇ」の状態をガソリンにして、直向きに走り続けてきた結果でしかないと自分では思っている。

 

少しカテゴリー分けから脱線してしまったが、話を戻す。

 

カテゴリー分けはGMからの期待そのものだと思っている。

この部のGMはさまざまな想いを込めて、選手を選択する。

あのボードに並べられた一つ一つのネームプレートの場所には、GMからのメッセージが込められていると勝手に思っている。

それだけの覚悟と責任を持って評価していると、歴代のGMのもとでやってきて感じている。

選手の起用に関しては、どうしてもシステム上、GMからの一方的な通告と捉えてしまいがちだが、そのGMの選択に対してもっとこちら側が持つべきメンタリティや取り組み姿勢があると信じている。

だから自分はそれを真摯に受け止め、応えることを常に考えてきた。

その想いに応えることが出来た時、あるいは応えることが出来なかった時、心が揺れるのである。

 

初めて名前を呼ばれた時。

初めて試合に出た時。

リーグ戦に途中出場した時。

そこでなにも出来なかった時。

スタメンをとった時。

リーグ戦で活躍した時。

途中交代させられた時。

怪我から復帰後、なかなか元の場所に戻れない時。

 

ポジティブな気持ちも、ネガティブな気持ちもこの4年間でたくさん経験してきた。

そしていつからか、自分の心を揺らすだけでなく、他人の心を揺らしたいと思うようになった。

自分の取り組みやプレーを見て、人の心を打ちたいという欲が出てきた。

たどり着いたのが「球際、切り替え、運動量」だった。

派手さはないけど、誰よりもがむしゃらで、カラダを張って、献身的にプレーする。

こういう選手が1人くらいスタメンを張っていてもいいんじゃねーか。

そう思った。

 

 

自分は、多くの感情を伴ったものほど価値があると思っている。

せっかくこの部で過ごすことになったのなら、なんとなく過ごしているだけではもったいない。

情熱とこだわりを持ってサッカーや自分と向き合い、その分だけ嬉しさも悔しさも何度も味わうことは尊いことだと思う。

もっと自分の心を揺らすべきだと思う。

自分の場合は、「カテゴリー分け」という、ある意味一番シビアで体育会的な側面が強いものにこだわり、囚われながら、自分で意味付けをして、解釈をして、追い込んで、奮い立たせてきた。

なにかに執着することは、モチベーションの点で非常に有用だと感じている。

 

そして自分の心を揺らすために必要なこと。

それは必死になることであると思う。

自分が必死にならない限り、自分の心は揺れない。

経験的に分かると思う。

大した準備もしてない試験でまぐれで良い点数を取っても、得られる感情は大したことない。

でも大学受験の合格はとても嬉しい。

それは自分自身が必死に取り組んだからである。

リーグ戦とTMではどうしても1勝や1点の嬉しさ、悔しさが違う。

なぜか。必死さが違うからである。

 

大人になっていくうちにつれて、必死になることが少なくなったと感じる。

自分も部活をやっていなかったら、なにに必死になっていたか、どこで本気を出していたか、想像もつかない。

力が抜けていて、余裕のある奴がどうしても自分からはかっこよく見えてしまう時もある。

だがこのチームは、必死になること、本気を出すことが尊重され認められる空気感がある。

がむしゃらにもがき、ぶつかりながら前へ進む姿を、声には出さなくても見ていて、気づいてくれる仲間がいる。

サッカーがしたくて、上手くなりたくてこの部に入ったが、人間的にも成長できたと本当に思っている。

 

一橋大学ア式蹴球部は本当に良い組織だ。

この部の一員として、大切な仲間たちとここまで必死になれたことを誇りに思う。

 

 

 

最近の出来事

来春からの生活に向けて肝臓を鍛える必要があります。

オフに旅行に行けないのもう慣れました。

迷走中の卒業旅行はきちんと行きたいです。

 

#8 宗嵩久

2017年10月27日金曜日

目標


私がア式で過ごす時間のうち約半分を迎えて、最近自分の大学生活について考えます。
二年生マネージャーになって、他のマネージャーとは上下同期気兼ねなく遊べるくらい仲良くなったし、仕事も何をしなきゃいけないか把握して、個人の仕事とかである程度責任も持てて、去年より安定して日々をこなせてるなって思います。
でもたまに自分が選ばなかった選択をしてる人とか自分が今できないことをやってる人を見ると焦ります。明確な評価が出ないマネージャーってポジションになにを目指せばいいか分からなくもなります。だけど自分の選択がどうだったかっていうのは終わって見ないと本当にはわかんないことだから考えてもしょうがなくて、結局自分が卒業するときに、大学生活全部振り返って後悔が残らないようにするしかないんだなって思います。
どういうマネージャーでいたいかは人それぞれ考えあると思うけど、私は一番近くで自分を見ている他のマネージャーに信頼できるとかちゃんと働いてるって思われるマネージャーになりたいです。それを目標に悔いが残らないよう頑張っていきたいと思います。
二年生って自分のポジションがわかって、きっとこんな風に四年間終わるんだろうなって予想できちゃってなんとなく過ごしちゃう時期だと思います。でもそれが後々の後悔につながらないようにたまには今の自分でいいのかな?って考え直して目標に向かっていられるか、自分を評価していきたいと思います。

*最近の出来事*
・四年生の最後のブログ続く中、突然の2年マネのブログで申し訳ないです。
・冬休み、えりかとセブ島に行ってきます。

#MGR 菅家恵


ブログが書けない


僕は何か月かに一回まわってくるブログと食事会の芸がとても嫌いだ。高校の同期や部活の奴はかっこいいブログを書いたり、面白い芸をしたりする。けれどどちらも僕に才能ないし、恥ずかしさが先に来る。だから嫌いだ。最後のブログも何も思い浮かばないし、ろくなものが書ける気はしないけれど、許してください。

「理想の大道を行き尽して、途上に斃るる刹那に、わが過去を一瞥のうちに縮め得て始めて合点が行くのである。」(夏目漱石 「野分」)

これはよく高校の頃先生がおっしゃっていた言葉である。僕はこの言葉を

自分の信じた道を真っ直ぐに進み、その道が良くも悪くも終わった瞬間に、自分のそれまでの行いが走馬灯のように思い出され、初めて想うものがある。

という風に解釈している。

 大学1年生の頃に一橋大学ア式蹴球部という道を選んで、11月にある東京都トーナメントという大会でこの道は終わる。この道が終わった時に自分が何を思うかはまだ全く分からないけれど、どのような形で終わったとしてもあの時もっとこうしとけば良かったという後悔はきっとするだろうし、一部の舞台を最後までやりたかったとは一生思うだろう。しかしこの道を選んだことは絶対に後悔しないし、この道程は誇りに思えると自信を持って言うことができる。

入部当初は、リラクゼーションや食事ラインなどにあまり意味を見いだせず、学生主体を謳っている自分達に酔っているだけではないかと疑ったりもした。けれどそれは確実に間違いで、そんなことを思っていた自分が恥ずかしいと今は思っている。約3年半、この部活でサッカーすることができた自分は幸せだと思うし、色々な人に感謝したい。

後輩たちには部活を引退するときに、この部活に対して誇りを持って引退できるようにそれまで活動してほしい。僕個人としては引退するまでに後輩がこの部にいてよかったと思えるような何かを残していきたいと思っている。

 

最近の出来事

・最後になってもブログ書けない

・競馬楽しい

#5 白藤颯

2017年10月26日木曜日

チーム視点


高校を境にみんな色んな事情があるとはいえ、大半の人がサッカーを辞めていく。(僕の周りだけかもしれないが。)そんな中でも部活という選択をして今も必死にサッカーをやってるからには、皆になんかしらのモチベーションがあるはずだ。それは部員それぞれ違うものがあるだろうが、みんな試合に出て活躍したいという想いを持って日々活動しているんだと思う。ただ、一橋ア式蹴球部は80弱の大所帯になったわけで、全員が全員その願いが叶うわけではない。11名+αしかリーグ戦には出場できないわけで、ほとんどの人が試合に出場することができずに、応援をすることになるわけだ。そうした状況を打破しようと個人ベースを高めようとすることももちろんそうだが、その中でも自分が出来る、チームのために出来る働きかけは何かも同時に、特に下級生に考えて欲しいと思う。圭吾がSL成蹊の後に言ってたように、ポテンシャルやサッカーの上手さという点では、下級生の能力は高いものを持ってると思うが、チームに対してどうしたらよいかという点をもっと考えて欲しいと思う。学生主体であるからこそ、サッカー面について考えるだけでなく、チームに対して自分がどういった働きかけが出来るのかも考えて日々活動していって欲しいと思った。

最近の出来事
ポケモンGO熱再燃した

#4 石川達也

2017年10月24日火曜日

「ア式に関わる人達に」

○今後ア式が一部、関東のチームになるために。後輩達へ

最後のブログで5つほどメッセージを伝えさせていただきます。

1.リーグ戦は難しい
 1年二部残留。2年二部残留。3年一部昇格。4年活動停止 二部降格
僕ら四年の代はア式でも特に濃い四年間を過ごしてきたと思います。一部昇格について忘れられることはないと思います、また今年については話題が暗くなりそうなのでここでは触れません。
  1年次には大学サッカーのレベルの高さを知りました。二部で降格争いをギリギリで戦い抜いたものの、最終節終了時点でも残留できるかは分からないような状況でした。2年次には(恐らく四年間で一番強度が高かったのではないかと思われる)キツい練習を乗り越えても果たせない一部昇格の壁の高さを知りました。
 僕らが前半の二年間で味わったリーグ戦の難しさは下級生が全く知らないものだと思います。経験しなければ分からないだろうとも思います。
他人事になっていたら申し訳ないが、来年二部で戦うことは想像するよりも大変なはず。
今までとは違った形で他大学からリスペクトを受けることもあると思う。もしかしたら一橋に合わせて相手が戦術を丸々変えてくることもあるかもしれない。ある意味、一部より甘い気持ちで臨んではいけないと思う。

だから今年以上に1日1日を大切にする意識を持って、選手として自分に向き合ってほしい。

2.どんな時も目の前の相手を上回ることを考えてほしい
 メッシとかが言っていたら格好がつく内容だなと思いつつ、恥ずかしながら書きます。
 これは僕個人がサッカー選手として大事にしている価値観ではありますが、対峙する相手に負けないこと。
 一試合一試合マッチアップする相手を上回る。負けたと思ったらその相手に勝つ努力をし成長する。これに尽きます。
 一対一で負けなかったら相手が関東だろうが戦えると信じています。ただそのレベルに行けるかどうかは、毎試合心の底から目の前の相手を上回ろうと考え、少しずつステップアップできるか次第だと思います。
「球際切り替え運動量」はチームとして大事にするべきものだけど、それ以前に目の前の相手を上回るという気持ちを忘れずに練習、試合に取り組んでほしい。
ただ、一部の二年生はそれが仲間に対して過度にならないように注意してください。

3.上級生を超える意識
 例を挙げると、今フィジカル班で一年生の体幹指導をしています。夏休みにはきちんとした指導をし、意識レベル含め基準を上げる予定だったのですが夏休みが本当の休みになってしまった為にそれが出来ませんでした。なので今の一年生は腹筋でヒイヒイ言ってる子が多い。
もし一年生がこのまま上級生になり後輩指導を始めたら、きちんとした引き継ぎが出来ずにア式の体幹レベルは今後下がると思います。
(ある程度は仕方ないことなので一年生諸君、悪しからず。)

分かりきったことですが、良いものを受け継ぎ、さらに良いものを引き継いでいかなければア式は強くならないです。
つまり下級生が上級生を超えられないのであれば、ア式は強くなりません。

フィジカルに限らず、サッカーの技術にせよ球際切り替え運動量にせよ、です。
下級生にはとにかく早く上級生を上回ろうと思って取り組んでほしい。

4.部活停止期間に向き合ってきたもの
 今年の夏は皆んな辛い思いをしたと思います。停止期間向き合ったもの、活動再開してから感じたこと、色々あると思います。
時々それを思い起こして欲しいです。
あの時反省したことを自分は今出来ているのか、組織としては出来ているのか、久しぶりに皆で集まってサッカーをしたら楽しかったな、とか何でも良いです。
振り返ってみると気づくこともあるかもしれないです。
ふわっとしすぎていてごめんなさい。

5.都トーナメントに向けて
 最後に
 正直言うとリーグ戦出場の可能性が無くなった瞬間には引退を考えました。都トーナメントに本気で臨むなんて馬鹿馬鹿しいと思っていました。でも約20年続けてきたサッカーを楽しむ気持ちと、今いる部員全員で感情を共有したいという思いから残ることを決めました。
 東京都トーナメントはリーグ戦とはまた異なる重みがある試合だと思います。自分自身は勿論、後輩達の中にももしかしたら四年の引退がかかってるとか思う奴もいるかもしれない。けど誰が出てもどんな結果になっても基本的には誰のことも呪いません。

その代わりに、最後まで「球際切り替え運動量」を「主導権を握る戦い」をそして「グッドゲーム」追求しよう。

○先輩方、OBの皆さん、応援してくださった方々
  言葉は尽きないですが、本当にありがとうございました。卒業後は同じように現役を支えたいと思います。

○四年生の皆
色々あったけどお疲れ様。
後輩から局部に例えられる奴が現れるとは思わなかったけど。
最後頑張ろう。
卒業旅行楽しもう。
ちゃんと卒業しよう。
ちゃんと就職しよう。
ちゃんと卒業しよう。

*最近の出来事*
灯籠に書いた願い事はどうやら叶いそう。
引退したら不健康にストイックになるのが楽しみ。
新人戦応援してるよ。
お馬さんに夢を託す。

#7 吉川健也

2017年10月22日日曜日

意識


部停明けの最初の週、4年の進退が決まってない中での1〜3年だけの練習で、気持ちとして正直不安な部分があった。最上級生としてチームを締めている同学年がいる反面で、自分は部停前と変わらない、ただ与えられたメニューを受動的にするだけであった。翌週の、カテゴリー関係なくメンバーが組まれた試合でAチームの選手と同じピッチに立ったとき、判断の速さや球際でのデュエル、切り替えの差を痛感した。

 3年のこの時期になる前に意識を変える必要があったのは間違いないが、改めて身をもってその部分を感じることが出来たのは気付かないよりはずっといい。1月からは最上級生としてこの部にいるわけで、今までのように受動的に練習するのではなく、この部に能動的に働きかけたい。どのような形で取り組むかを考えると、自分は技術や戦術理解に秀でてるわけではないので、基本の部分を追求することでの底上げだと思う。今日圭吾さんが言っていたように、球際、切り替えの部分をサボっているようじゃ絶対に自分にもまわりにも悪い影響しか与えない。技術的なことではなく、気持ち次第でそこは変えることが出来るから、基本を疎かにせず突き詰めて、残り1年ちょっと全力でサッカーしたいです。

最近の出来事

松乃屋知名度無すぎ
運転上手くなりたい

#26 神藤悠斗

2017年10月21日土曜日

初心


部停があけて、最近までしばらく1年生のブログの更新が続いていましたが、1年生のブログを読んでいて、自分が1年生のときのことを思い出していました。同期がたくさん辞めてしまったり、マネージャーの仕事に関して悩んだり。ただ楽しいってだけでは部活はやっていけない、ということを感じ始めて、去年の今頃が1番しんどかった時期でした。少し懐かしいです。

 去年はちらほらと辞める同期がでてきたせいか、マネージャーとしてひとり立ちしていなくて焦ったく感じていたせいか、そのたびに何人かの同期と真面目な話をしたり、部活のことで悩んで1人で真剣に考えたりしていましたが、最近はあまり本気で部活のことを考える、悩む、ことがなくなったと思います。もちろん、辞める同期がいなくなったから、マネージャーとしてひとり立ちしたから、と考えると悪いことではないと思います。ただ、仕事に対する慣れが出てきてしまっているからではないか、部停が明けてからもまだたるんでいるのではないか、とも思います。実際、部停が明けてからの部活では、前なら気がついていたはずのことに気づけなかったり、色々なことに迅速に対応できていなかったりする気がします。側からみてどう思われているのかはわかりませんが、自分の感覚としてはそう感じます。

 もうすぐ東京都トーナメントが始まり、そのあとには新人戦も控えています。去年は上級生に引っ張ってもらっていましたが、今年は、特に新人戦期には中心となって動かなければなりません。もう一度初心に戻って、緊張感を持って、チームに貢献できるよう真摯に取り組んでいきます。

最近の出来事

・VLIVEやらインスタライブやらハマるから困る

・MAMAいきたい…

#MGR 下川葵

2017年10月20日金曜日

天皇賞(秋)


 わかる人にはわかると思いますが、競馬の秋がやってまいりました。一橋大学、そして私たちが練習しているグラウンドは、幸運なことに東京競馬場(日本有数の競馬場)に近く、部員の中には、競馬を趣味(生き甲斐)としているものも少なくありません。基本的には自分を含む三年の中で好まれている競馬なのですが、最近徐々に、四年や成人を迎えた二年の中にも、競馬愛好者が出てきました。非常に嬉しいことです。競馬をよく知らない方の中には、「競馬場って汚いんでしょ?」とか「競馬場にいる人とか前歯抜けてて、酒飲んでるような人しかいないんでしょ?」みたいな考えを持っている人もいるかもしれませんが、それは大きな勘違いです。競馬場はとても綺麗で、変わった人も一握りしかいません。そこにあるのは白熱したレースだけなのです。そのため普通に男女で競馬を見に来ている人もいるぐらいで、週二回デートしてる部員がもしいたらそのうち一回は競馬をしたらいかがでしょうか。
 競馬場に実際に行ってみて実感してほしいことなのですが、レースを見ている人の応援は凄まじいものがあり、その日のメインのレースともなれば、会場全体が応援の声による爆音に包まれます。自分の応援している馬が頑張っている姿は感動するし、声を出したくなるものです。冷静に考えれば、金を賭けていて、文字通り生活がかかっている人もいるからこそ、そのような応援が生まれるのは間違いありません。でもそれも含めて、他では経験できないことなのは間違いなく、是非多くの人に見て聞いて感じてほしいことであります。

話はガラッと変わりますが、私は二ヶ月近い部停期間で多くの人の応援に支えられているということを感じました。競馬の応援のように、応援してる人に直接的な利益は一切見込めないにもかかわらず、様々な形で支援して頂いているです。競馬場で聞く「金返せ」のような心無い罵倒をする人はいないし、いつでも自分たちの活動がより良いものになるように応援してくれていると実感しました。そういった応援をしてくれる方々の期待を裏切らないよう精一杯の努力をしていきたいと思います。

最近の出来事
根木がこええ

#25 大山達也

2017年10月19日木曜日

超短期的目標


僕はいまサッカーにハマっています。
ハマっているというのも、サッカーを観るということに関してです。

いままで僕は長い間サッカーをプレーはしてきたものの、サッカーを観るということに関しては至って普通のことしかしてきませんでした。代表戦があれば観る。ビッグマッチがあれば観る。その程度です。しかも観るといってもちょっと集中するくらいです。ほとんどはエンターテイメントとして観てきました。もっと言えばサッカーよりも野球の方がずっと多く観てきました。選手もきっとサッカーより野球の方が知っています。

しかし、最近フォーメーションの変更をきっかけにサッカーを観るようになりました。それはただ単純に、新しいフォーメーションにおける動き方がいまいちわからなかったからです。

そこで参考にしたのがユベントスです。
これがめちゃくちゃ勉強になります。
トップ下のディバラとワントップのマンジュキッチ(イグアインよりマンジュキッチの方がDFに関して観てて参考になりました) の前プレのかけ方、その後ろのボランチのポジションの高さ、ディバラのオブザボールの動き、etc。いままでよりも一段階、二段階集中力を上げてみてみるだけで、いままでみえてこなかった色々な部分がみえてきます。言葉で説明する以上の発見量です。

そして、観戦することによって自分の中でのひとつの明確な基準が最近生まれてきました。こういうシーンではああいうプレーをしてたなとか、あそこではこうやって動いてたなとか。そしてそれらを意識しながらプレーするだけで、自分の中でのイメージの作りやすさが圧倒的に変わってきました。

そしてなにより、超短期的な目標を作ることができるようになってきました。昨日観たプレーをこういうシーンでやってみようという目標です。
ちなみに今日の練習の目標は「斜めの裏抜け」でした。上手くいったかと言われればそう簡単にはいかなかったけれど、紅白戦というめちゃくちゃ短い時間の中で、ただプレーするよりは圧倒的に濃い時間になってきました。

僕にとって自分のモチベーションを上げる最大の要因はまぎれもなく目標を作ることです。いままで練習に目標を持って臨むということは漠然とやってきたけれど、そこに観戦で得た映像が伴うだけでその目標の質が断然上がります。今回サッカーを集中して観戦し始めたことで、ひとつ自分の中で明確な目標の作り方を得ることができました。すごく当たり前のことといえば当たり前のことかもしれないけれど、僕にとってはひとつの成長です。

これからはもっともっとサッカーの勉強にも時間を使っていきます。

最近の出来事

やっぱり勝てない阪神...

FC BASEBALLが発足しました。
興味ある人はぜひ!

#24 藤井俊輔

2017年10月17日火曜日

キミスイ


僕は最近「君の膵臓を食べたい」を見ました。みんなには、浜辺美波がかわいいとかいって騒いでいますが、こんな僕でも一応この作品から感じたことがあります。それは、今の状況に甘んじないということです。これには、いまの自分の実力に満足せずさらに上を目指すという意味ももちろん含まれていますが、僕が感じたのはもっと大きな意味です。

僕は、1ヶ月前、頬骨を骨折し手術をしました。顔の大きな怪我が2回目ということもあって、このままサッカーを続ける必要があるのかということを本当に真剣に考えました。正直、こんなことを考えることになるとは、怪我をする前には微塵も考えたことがなかったです。ですが、状況は一瞬で変わるということを痛いほど実感しました。

このまま、何事もなく4年間サッカーを続けられる保証はどこにもありません。だからこそ、次の練習があるということに甘んじることなく、その日の練習を全力でやり遂げなければいけません。

もちろん、怪我等でサッカーをやめることにならないように、日頃から気をつけることがなによりも重要ですが、状況が変わって、もしサッカーができなくなったときに、後悔することがないような、そういう毎日をこのア式で過ごしていきたいと思います。

最近の出来事

フロンターレすごかった。

#54 西山拓実

2017年10月14日土曜日

良い

 ブログを書くのは初めてで何を書いたらいいのかよく分からないので、今回は自分が思うア式の良いところを書きます。

 まず練習が短い時間で集中的に行われるのが良いです。高校時代の部活では割と長めの時間練習をしていました。練習の時間が長いと、どうしても途中で気が抜けてしまったりあまり考えずにプレーをする事も多かったように思います。しかし今は、強度が高い練習を短時間で行うので集中して取り組めて良いと思います。また、メリハリがあるところが良いです。練習前は和気あいあいとしているけれど、練習が始まる瞬間に部員の集中力が高まる感じが良いです。さらに、部員が良いです。ア式には同期も含めて尊敬できるような人がとても多いと思います。それはプレイヤーとしてだけでなく人としてもそうです。これから部活を続けていくなかで、知らず知らずのうちに自分もその1人になれたら最高だなと思います。

 そんな良い部活だからこそ、練習が終わる度に自分の至らなさや甘さを感じます。自分に足りない部分を埋めていかなければと思います。そのためには細かいところまで意識をして練習をしなければいけません。日々の練習を少しでも良いものにするよう努力します。終わりです。

最近の出来事

・感動系の映画を見てあまり感動しないと少し不安になる

・ジャンケンに勝てる方法を誰か教えてほしい

#67 宮林佑汰

2017年10月13日金曜日

もっとカッコよくなりたい。


かっこよくありたい。ノリとか流れだとかで生きてきた僕ですが、このことだけは譲れないものとして生きてきた気がします。もちろん、顔がイケメンになりたいというのではありません。行動とか自分で変えられる部分のことです。中学校の頃を思い出してみると、カッコいいやつ=ちょいワルでした。学校に行くのは遅刻か、間に合ったとしてもギリギリか。髪型は立たせたり、ちねったり。勉強は出来るだけせず。友達もそういう人を選んでいました。サッカーもふざけてるけど上手い、みたいなのを目指してました。今思うとダサくて仕方ないのですが、これが当時の最先端でした。高校に入っても、ちょいワルに引きづられて、勉強はしないし、部活もやる気のかけらもありませんでした。本気でやってたことはというと、ツムツムくらいです。ツムツム強い奴はカッコいいと思ってました。しかし、高校2年の秋、ついに勉強をやらないことはカッコよくないと気づきました。それから、勉強やってる人がカッコよく見えて仕方ありませんでした。これが一橋にくる転機になったと思います。ちなみに今でも、勉強真面目なやつはカッコいいという考えは変わりません。ただ、部活頑張ってる人がカッコいいという考えは、世間一般的にはそうだとわかっていても、それはおれのやつではない、とカッコつけていました。なので、高校の部活の間にその考えに達することはできませんでした。これは悪くない人生だなと思ってる僕の人生のなかでもまぁまぁの後悔です。現在の話なのですが、部活を本気でやってる人が一番カッコいいって思ってます。上手かったら、なおさらカッコいいです。やっとこの考えにたどり着きました。いつからそう考え出したのか、正直わかりません。受験期間になにかあったのでしょう。ただ、その考えのもとに、環境も僕からしたらかなり良いという中で、人生で一番ってくらいのやる気でサッカーをしています。伝わりにくいと思いますが、すごいやる気です。このまま続けていけば、後で振り返った時にカッコいい大学生活だったと思うはずです。

でも僕はやっぱり、

もっとカッコよくなりたい。

最近の出来事

・サッカーたくさん観てて、詳しい人カッコいい。

・筋肉すごい人カッコいい。

#66 名徳 泰地

試合に勝つ喜び


 僕は大学入学前の春休みに怪我をしてしまい、活動休止期間の前にはリハビリしかしていなかったため、まだア式の練習に参加し始めてからちょうど1ヶ月くらいで、ある意味新鮮な毎日を過ごしています。今回のブログでは実際に練習に参加してみて感じたことについて書こうと思います。

 僕がア式の練習に参加してみて、気づいたのは自主性がとても重視されているということです。練習メニューはGMが考えてくれていますが、メニューの説明を受けた後は、誰かがつきっきりで見てくれるわけでもなく自分たちで考えて練習することが求められます。極端なことを言ってしまえば、サボろうと思えばいくらでもサボれます。そのような環境の中で、全ての練習に全力で取り組むモチベーションとして一番に挙げられるのは、試合に勝つ喜びだと思います。中途半端な気持ちで練習していても、勝った時の喜びというのはそれ相応のものになってしまうし、本当の喜びというのは、チームとして辛い練習を乗り越えたという自信があるからこそ、チームで共有できるものだと思います。僕は高校の時にこの喜びを味わって、今度は大学のチームメイトとこの喜びを味わいたいと思ってア式に入りました。だからこそ、今後もどのような練習にも全力で取り組んでいこうと思います。

最近の出来事

毎日5時起きみたいになっててつらすぎる

                                                     
#63 太田 悠斗