2020年4月12日日曜日

「学年で見たア式の生活」

『学年で見たア式の生活』

こんにちは、一橋大学ア式蹴球部2年、
新歓ユニットの澁谷亮佑です。

コロナウイルスの感染拡大が続く厳しい状況ではありますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。安全に、そして健康に生活していることを願うばかりです。不要不急の外出は控えましょう。

さて、今回のブログでは、新2年に焦点を当て、サッカー外の面も含めて学年という視点からア式を見つめていきたいと思います。これを機に、新入生、ア式の新34年生、そしてア式に興味がある全ての人に新2年がどのような学年なのか知っていただけたら幸いです。

まず、2年は自分が小平寮(一橋大学国際学生宿舎)に住んでいることもあって、小平練のあとは何人かと部屋に集まり、休んだり、たわいもない話をしてることが多いです。たわいもない話というのは、サッカーの話だったり、このブログでは書くのが憚れるようなことだったり(笑)それに、履修期間になると、狭い空間に10人以上が集まって、どの授業が良いとかどの授業を取るとか、わちゃわちゃしながら話し合うこともあります。こういう時に大抵、飲みかけのペットボトルとかを置いて帰る人がいるので困ってます。誰か見当はついていますが、、

ア式の学年としてのイベントと言えば(これは他の学年もほぼ同様ですが)、夏オフと冬オフにマネ、スタッフも含めて学年旅行に行きます。昨年の夏は熱海に行き、海に入ったり、みんなで料理したり、トランプしたり、観光したりしました。冬オフでは秩父に行き、フォレストアドベンチャーや温泉、ご当地グルメを堪能しました。学年全員で遊べるという貴重な機会です。今年も楽しみですね〜
夏オフの学年旅行の幹事のみなさん、楽しいやつ頼みます。(笑)


プライベートでは、最初の時期とかは授業後によくカラオケやボーリングに行きました。年明けにはスキーに行ったり、そのあとはステーキ食べ放題バトルとかもしました。ステーキバトルにはなんとマネも参戦しました。もちろんハンデありで(笑)
コロナウイルスが収束したら、学年飯も開催されるみたいなので楽しみですね〜
個人的には、大学生活4年間をサッカーを中心として深く関わっていく仲間だと思うので、プレーヤー、スタッフ、マネージャーの垣根を超えて、仲を深めていくことが良いチーム作りにも繋がるのではないかなと思っています。


もちろん、遊びだけではなく全員がサッカーに対しても真剣に取り組んでいます。練習後に一緒に居残り練習をしたり、筋トレをしたり、走しりこみをしたり、戦術について深く話し合ったり、
互いに高め合える存在がここにはいます。


新入生のなかには、サッカーはやりたいけど部活かサークルで迷う、今までサッカーをやってきたけど大学スポーツにも興味がある、自分がプレーすることより戦術や練習を考えることが好き、サッカー部のマネージャーに興味がある等々、色々な種類の人たちがいると思います。でも、サッカーに興味があるならとりあえず、ア式の練習に参加してほしいと思います。もちろん、見学するだけでも良いし、どういう部活なのか話を聞きに来るだけでも良いと思います。また現在、Twitterを通じて履修相談も行っているので、まだ履修に困っている新入生がいたら、ぜひア式に連絡してみてください!部活動停止期間が続く厳しい状況ではありますが、活動が再開した暁には皆さんに会えることを楽しみにしています。



最近の出来事
・運動効率が良いということで、中学ぶりに縄跳びをはじめた
・夏の学年旅行の幹事が心配
・こだりょうジム化計画を推進中


#32澁谷亮佑

2020年4月11日土曜日

「留学について」

「留学について」


新入生の皆さん入学おめでとうございます!

新型コロナウイルスの影響により新歓イベントがことごとく中止になり部活サークル選びに苦労している人も多いのではないでしょうか。今回はア式に入るかを決断する上で重要なポイントになるであろう「留学」について書きたいと思います。
ア式に入りたいけど留学もしたいという人は必見です。

留学と一言でいっても、期間が1か月だったり、1年間だったりプログラムによってまちまちです。短期海外語学研修、異文化交流研修、一橋海外派遣留学制度、グローバルリーダー育成海外留学制度などなど。全てを把握しているわけではないのですが、ぱっと調べただけでもこれだけ多くの留学プログラムがありました。また、経済学部の海外調査や法学部のGLP国際セミナーなど学部ごとの留学プログラムもあるみたいです。

ア式に入っても留学できるのか。この質問の答えは基本的にはYesです。短期留学と長期留学ではそれぞれ考えが違ってくるので分けて書きたいと思います。

短期留学について
短期留学はプログラムにもよりますが基本的に夏休みと春休みに開催され期間は約1か月程度です。夏休みに行く場合は夏合宿と春休みに行く場合は関西遠征と被ってしまいますが、毎年ア式にもこのプログラムに参加する部員が一定数います!自分も今年の2月の半ばからイギリスに1か月間行ってきました。チャンピオンズリーグやプレミアリーグも生で見ることができ日本では味わえないとてもいい経験になったのでお勧めです。

長期留学について
長期留学は3年生以上を対象に1年間留学するというプログラムが多いです。現役時に長期留学をする場合、部活を長期にわたって離脱することとなるのでGMなどと相談が必要です。そこで部活と留学を完全に両立するために引退後に長期留学するというやり方があります。実際にこの方法で留学に行く部員もいます!

部活と留学の両立で悩んでいる新入生の皆さん!是非入部を検討してみてください!
お待ちしています!


#23 堀伊吹

2020年4月10日金曜日

「大学生活について」

「大学生活について」

新入生の皆さんこんにちは!ア式蹴球部マネージャー、経済学部新2年の岩元です。今回は、大学生活について書いていきたいと思います。

ア式の活動日は、基本的に火曜日朝、水曜日日中、金曜日朝、土曜日には練習試合、日曜日に公式戦、という形が多いです。
1年生は学部の必修の授業や、PACE、第二外国語の授業があるため、活動時間と被った場合は途中抜けして授業に行ったりします。2年生以降は基本的に活動時間と被らない授業を取ります!
平日に関しては活動が日中に終わることが多いので、アルバイトをすることができます!塾講師や飲食など色々なアルバイトをしている部員がいます。

夏と冬にはオフがあるので、そこで学年旅行に行ったり、帰省したりすることができます🕊
また、部員同士仲が良いので、部活外で遊びに行ったりもします。わたしの学年は、マネージャーとプレーヤーとの仲がよくて、スノボ旅行に行ったり、ステーキ食べ放題対決なんかもしたりしました!(笑)
授業やテストも、同じものを取っている部員同士で協力しあったり、学部が同じ先輩から過去問を貰って助けて貰ったりなんてこともあります。

体育会と聞くと、忙しくて自分の時間が取れない、なんて考える人も多いと思います。でも実際1年間過ごしてみて、ア式は自分の時間を持ちながら、大学生活に真剣に打ち込めるものを見つけられる環境だなと思いました。特に、このコロナ自粛期間、ああ部活がなかったらこんなに暇でやることのない生活だったんだな、って思いました🥺また、サークルとは違って練習で顔を合わせる時間が長い分、関わりも深いものになります。それも体育会の良いところなんじゃないかなって思います

直接の新歓が中止になってしまって、文面ではイメージしづらいこと、分からないこと沢山あると思います。大学生活、何かに打ち込みたいと思ってる人、是非、活動を再開した時には練習見学したり、直接話を聞きに来てください!

最近の出来事

・ほんとにすることがない
・放課後ソーダ日和、おもしろいのでオススメです

#MGR 岩元陽菜

2020年4月7日火曜日

「ア式での1シーズン」

『ア式での1シーズン』


こんにちは。今年度ア式蹴球部の新歓代表をしています3年の櫛田です。とはいえここまでは特に新歓らしい新歓はせずに、皆さんと同じように履修を組み、大学からの連絡を待っている日々を送っています。


今回は、ア式に入ることをもう決めている人、他の部活やサークルと迷っている人、ア式はそんなに考えてないけど何故かこのブログに辿り着いた新入生に向けて、ア式でどんな1年が待っているか細かく説明しようかなと思います!


まず3月。アミノバイタルカップがあります。これは天皇杯の予選に繋がるトーナメント形式の大会。東京都1~4部の大学が参加します。普段は試合しない1部の大学とも戦うことがあり、ア式にとってとても良い経験になります。去年は1部の学習院大学と対戦し、0-1で惜しくも敗れましたが毎年リーグ戦前に熱い試合をしています!


そして4月中旬。ついにリーグ戦開幕。今年の一橋が戦う舞台は東京都2部。同じ2部には、高校の有名チームから選手をスポーツ推薦で獲得している上智大学、亜細亜大学、武蔵大学などや、同じ国公立で去年1部から降格した東京大学など、強豪チームが多く所属しています。計10チームで春秋シーズン合わせて18試合の中で1部昇格を目指します。ちなみに去年の一橋は前期を711分の2位という好成績で終えたものの、後期は失速してしまい結果的には4位でリーグ戦を締めくくることとなりました。1部昇格は目標ではあるけど夢のような遠い話ではないし、全員が本気で1部昇格を目指しています!


前期の9試合が終わると、リーグ戦は1度中断期間に入ります。これが6月の終わり頃。各チーム、前期の試合を振り返りつつ、後期に向けて更なる強化、調整を図る時期でもあります。一橋では例年、前期が終わると1週間の夏オフ期間に入ります。この時期はア式の活動はなく、各学年毎に旅行に行ったりシンプルに授業を受けたりします。夏オフが終わると、夏本番。もう、やばいです。暑さが。朝練だっていうのに、8時からだっていうのに、なんだ、この暑さ、は。でも、キツい練習の後にはメイツと昼飯を食べたり、売上に見合っていないレベルに涼しい西武多摩川線に乗って帰ったり。個人的な意見ですが、夏の期間はキツいし苦しいけど、振り返れば楽しいし充実しているイメージがあります。


8月上旬、夏合宿。年によってどんな合宿になるかは違いますが、去年の合宿は試合合宿でした。A1,A2,B1,B24つのカテゴリー(チーム)に別れて各カテゴリー11試合。この灼熱の時期に5日間連続で試合というのは肉体的精神的にめちゃキツいし、エグいいびきの先輩と同部屋になると大変なこともあるけど、結局楽しいのが夏合宿。皆で試合して、皆で風呂に入り、皆で飯を食い、皆でビデオミーティングして、皆でダラダラして、皆でコンビニに行き、皆で寝て、皆で起きて、皆で歯磨きして、皆で上を着替えて、皆で下を着替えて、皆でソックスを履いて、皆でスパイクを履いて、皆ですね当てをつけるなどし。


8月下旬には後期リーグがスタート。灼熱の中行われる後期リーグは体力がものを言います。前期に1度闘った相手との試合になるため前期負けた相手には絶対勝つ!といった意気込みや後期も勝って2連勝してやる!みたいな感じで一層ボルテージが上がってくるのが後期リーグです。1年生の話をすると、年にもよりますが後期リーグあたりからリーグ戦にガンガン絡みだします。結構早いですよね。(もちろん、前期から絡む人も毎年いますよ。)なのでア式に入って試合に出られるのか、などと心配している人がいたらそこは安心してください。ア式では学年関係なく実力でスタメンを勝ち取ることができます。


さて、後期リーグが終わる10月中旬に4年生は引退。リーグ戦最終節の直後に始まる東京都トーナメント(1~4部の大学で闘うトーナメント式の大会。)に向けて、慌ただしく新チームがスタートします。4年生が抜けることで各学年チームに占める役割が大きくなりそれぞれ自覚と意識が芽生えます。東京都トーナメントでもアミノと同じように1部の相手と闘うことができます。去年のトーナメントでは1部の帝京大学相手に3-3の激闘の末、PK戦で勝利し見事ブロック決勝に進むことができました。(あ、過去の試合のハイライトはYouTubeのア式のやつのとこから見れるので気になる人は見てみて下さい!)


トーナメントが終わると今度は息付く間もなく新人戦。1.2年生しか出場できないこの新人戦の期間は、2年のGMが指揮を取ります。2年はチームを引っ張る立場として、1年はもちろん出場を狙って、自分がやらなくてはいけないという意識に変わります。新人戦は1.2部大会と3.4部大会に別れているため、今年度のア式は2部のチームもう1つと、1部のチーム2つ、計4大学のリーグ戦を闘うことになります。新人戦とはいえ1部のチームと闘うことになるため試合のレベルは非常に高くこちらも毎年熱戦が続きます。1年生でここまでキャラを隠していたやつもどんなに遅くともさすがにこの頃にはメッキが剥がれてア式色に染まっていきます。


そして12月中旬、追いコン。先に言っておくと、これが楽しすぎる。ア式の追いコンは、4年生1(or2)に対して各学年1人ずつ付いて1班になり、1日目はその班で行動。お金は全て4年生が払ってくれます。高級ホテルの朝ブッフェに行ったり、スカイダイビングをしたり、サバゲーをしたり、ナンパ対決したり。遊び尽くした各班は河口湖の畔にある合宿所みたいなとこに集合し、全体で飲み会。(未成年はソフドリね)そこでは4年生のランキング発表や卒アル贈呈があります。翌日はまた班行動で東京へ戻りますが、その道中も温泉に寄ったりまたまた遊んだり。2日目も夜まで続きます。丸24年生の金で遊び倒す行事はア式ならではでしょう。追いコン前になると、必ず毎年「追いコンの為に1年頑張ってきたんだよな〜」などと言う人がいます。それほど楽しみな行事です。


そして追いコンが終わると冬オフ。夏オフよりも長い、約1ヶ月のオフに入ります。学年旅行、クリスマス、年末年始など最高の期間を過ごせるのです。冬オフ前になると、必ず毎年「この1年冬オフの為に頑張ってきたんだよな〜」などと言う人がいます。


オフが明けた1月の中旬。チームは新しいスローガン、目標に向けて始動します。もしかすると始動というくらいなら最初に書けという人がいるかもしれません。僕もそう思いました。


2月になると関西遠征。大阪に泊まって、関西の名だたる名門大学と試合をします。この関西遠征でも多くのミーティングをやったり、先輩後輩と過ごす中で結束が強まっていきます。こちらも夏合宿同様、試合合宿なので、全員等しく試合時間を確保できるし、中日がオフになると大阪観光することもできます。最終日も現地解散なので、帰り道にライブに行ったり溜まってるものを吐き出したりします。


と、ここまで見てきたようにア式蹴球部では一年中充実した日々を送ることができます。オンとオフがハッキリしているので休める時はしっかり休めるし、やるときはしっかりやる仲間と環境がある。それがア式の良いところなのだと思います。コロナの影響で今年度どう動くかはまだ見えない部分もありますが、ア式に入部すれば自分次第で自分を伸ばすことが確実にでき、同じ方向を向いた最高の仲間に出会えるはずです。もちろん体育会なのでいわゆる大学生の生活とは違い、キツいと感じることもあるかもしれませんが、その方が結果的に自分の為になると僕は思っています。なので今、サッカーをやりたいけどア式はキツイかもなーと「キツさ」で迷ってる人がいたら、是非入部してもらいたいのです。


例え想像通り、想像以上キツかったとしても後から振り返った時絶対に「キツかった」よりも「充実してた」ということができるはずです。


さて、来週からは部員紹介の企画がスタートします。ア式にどんな人がいるか随時紹介していくので、お楽しみに。


#20 櫛田潤

2020年4月5日日曜日

「マネージャーについて」

「マネージャーについて」


新入生のみなさんはじめまして!ア式蹴球部3年マネージャーの八乙女です。今回はア式蹴球部のマネージャーについて話したいと思います。少しでも興味を持ってくれたら幸いです。
 

 ア式蹴球部員は選手以外にマネージャー8人(41人、32人、25人)とスタッフ1人が所属しています。再び一部昇格することを目指して日々選手のサポートを行なっています。具体的には、テーピングを巻いたり、練習メニューのコートをつくったり、笛を吹いたり、水を入れたり、選手が怪我した時に応急処置をしたり、試合の記録をとったり、ビデオをとったりと様々。きっといろんな人が想像するマネージャーよりもア式蹴球部のマネージャーはやりがいのある役職です。上に述べた仕事以外にも自分がやりたいことができる環境なのでチームのためにできることは無限大です。


 また、いい意味で上下関係があまりなく先輩後輩で遊びに行くことも🏃‍♀️部活全体のイベントとして旅行や運動会、追いコンなどの企画もたくさんあります。具体的に旅行では毎回の夏オフと冬オフで学年ごとに沖縄や、箱根、離島に行って海水浴、バーベキューやアスレチック体験。追いコンでは数人のグループに分かれてアクティビティや美味しいごはんを食べる選手もマネージャーもみんなが毎年楽しみにしているイベントです!また趣味などで共通してる部員同士で集会を行うこともしばしば。部活動以後でも楽しいことがいっぱいです😊アットホームな環境で色んな人がいるのでどんな人でも馴染めること間違いなし🙆‍♀️
 

 マネはシフト制で留学もok!サッカーのこと全く知らなくても1ら教えます!(マネの私も入部前は何の知識もなかったです😑)一緒に頑張った仲間と共に勝利の喜びを分かち合うのは何にも変えられない経験になります。‬‪

 少しでも興味を持ったそこの貴方!最後の学生生活一緒に部活しませんか?是非是非連絡してきてください!どんな質問でも答えます!


最近の出来事

書きたいけどコロナせいで特に何もないのが悲しい

#MGR 八乙女ゆい

2020年4月3日金曜日

「学生主体」とは何か。

「学生主体」とは何か。

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
3年GMで商学部の七條です。

新型コロナウイルスによる騒動が収まらず、部としても先行きが不透明な状態ですが、今回は、一橋大学ア式蹴球部の最大の特徴とも言える「学生主体」とは何かについて、また私が思うア式が目指すべき理想の組織像について書かせていただきます。

新入生の皆さんにとって入部のきっかけの一つになればいいです。また新入生だけでなく現役の2.3.4年生、またOBの方たちにも読んでいただき、是非、内容について議論したいです。よろしくお願いします。

「学生主体」
一橋大学ア式蹴球部の特徴について聞かれたら誰もが思い浮かべる言葉でしょう。そしてこれは来年100周年を迎える部の長い歴史の中でも大切にされてきた文化で、現役の部員も強く意識するものだと思います。それでは、この「学生主体」という言葉が意味するものは何か。私たちは組織として、また個人として何を大切にし、何を目指し、何を守っていくべきなのか。そんなことを考えていきたいです。

まず、組織体系としてア式にはGM(グラウンドマネージャー)とキャプテンが各代に一人づつ置かれ、最上級生のGMとキャプテンが最終的な意思決定をするという形を取っています。これはサッカー面においてもそれ以外においてもそうです。この先もおそらくこの体制が変わることはないでしょう。戸田さんという最高に頼もしい存在があっても、常に自分たちが求めて、自分たちが決定をする。意思決定の主体が学生であるというこのスタンスは続いていくだろうと思います。

しかし、私がこのブログで伝えたいこと。「学生主体」を掲げる私たちが組織として、個人として何を目指し、何を大切にしていくべきなのかはこれとは少し異なります。

私が大切にしたいこと、求めたいことは、部員である学生一人一人が主体性を持って動けることです。全員がGMに対しても、キャプテンに対しても、指導者に対しても、年齢や立場に関係なく平等に、自分の頭で考えて正しいと思うことを主体性を持って行動できること。GM・キャプテンに任せきりになるのではなく、対等に意見をかわし、弁証法的により良い答えを求める姿勢。その上で集団として協調性が高いこと、同じ方向を向けること。それができる組織の風土です。

自分の頭で考えて主体的に行動するには、自分の中に軸となる論理や信念を持つこと、達成したい目標やビジョンを持つこと、それから自分の持つ熱量に自信を持つことが不可欠です。論理や信念、目標といった軸を持つからこそ問題意識を抱くことができるし、自分の熱量に自信を持てるからこそ行動できると思います。

例えば、今の流れとして最高学年だけでその年のスローガンを決めるというものがあります。部員は最高学年になって初めて主体的に部全体のことを考え始めるということが少なからずあるでしょう。そうではなく、本来は日頃から全員がア式の現在と将来について考え、あるべき姿を議論するべきです。そうすることで、毎年議論を積み重ねていくこともできます、満を辞して最高学年になった時にはより高い次元で話ができるでしょう。全体として、目指すべきビジョンのブレを少なくすることもできるはずです。

口で言うだけなら簡単ですが、組織の全員が主体性を持って行動でき、なおかつ協調もできるというのはとても難しいことだと思います。これを50-70人単位でできている組織など、社会でもほとんどないでしょう。部員一人一人が場面に応じて、自分からリーダーになったりフォロワーになったりを決断することが求められます。他人を巻き込む力と支える力の両方が必要になるでしょう。ただ、私たちにはこれができる素質があると思います。「いい結果はいい関係性から」という考え方が浸透しているし、組織としての風通しの良さもある。学年問わず話し合え、他人の意見を受け付けないような人もいない。何より論理や信念をもとに自分の頭で考え、決断することができる人の集まりだと思っています。

「サッカーを通じて人を育て、社会に主体性のある人材を輩出する」実現できればそれは一橋大学ア式蹴球部ができるサッカー面以外の社会貢献となりうるでしょう。長年、学生主体を大切にしてきた我々が定めるべきビジョンではないか。私はそんな風に考えています。皆でもう一段階レベルアップして、全員の共通意識としてこの意味での「学生主体」に誇りを持つことができれば見える景色も変わるのではないでしょうか。主体的に行動したかどうかが評価軸の一つになってもいいかもしれませんね。

長くなりましたが、こんなところです。再開まで時間はありますが、こんな今だからこそできることを積み重ねていきましょう。

また、サッカーが好きでこんなア式を少しでもいいなと思った新入生は活動が再開すれば是非一度練習に来てみてください。履修相談にも乗っているので、連絡もお待ちしています。

最近の出来事
・ここに来て図らずともドスさんと同じ意見を持つことになった。
・アーケイ強すぎ。
・TMJの往生際の悪さ。


#21 七條拓