2020年4月7日火曜日

「ア式での1シーズン」

『ア式での1シーズン』


こんにちは。今年度ア式蹴球部の新歓代表をしています3年の櫛田です。とはいえここまでは特に新歓らしい新歓はせずに、皆さんと同じように履修を組み、大学からの連絡を待っている日々を送っています。


今回は、ア式に入ることをもう決めている人、他の部活やサークルと迷っている人、ア式はそんなに考えてないけど何故かこのブログに辿り着いた新入生に向けて、ア式でどんな1年が待っているか細かく説明しようかなと思います!


まず3月。アミノバイタルカップがあります。これは天皇杯の予選に繋がるトーナメント形式の大会。東京都1~4部の大学が参加します。普段は試合しない1部の大学とも戦うことがあり、ア式にとってとても良い経験になります。去年は1部の学習院大学と対戦し、0-1で惜しくも敗れましたが毎年リーグ戦前に熱い試合をしています!


そして4月中旬。ついにリーグ戦開幕。今年の一橋が戦う舞台は東京都2部。同じ2部には、高校の有名チームから選手をスポーツ推薦で獲得している上智大学、亜細亜大学、武蔵大学などや、同じ国公立で去年1部から降格した東京大学など、強豪チームが多く所属しています。計10チームで春秋シーズン合わせて18試合の中で1部昇格を目指します。ちなみに去年の一橋は前期を711分の2位という好成績で終えたものの、後期は失速してしまい結果的には4位でリーグ戦を締めくくることとなりました。1部昇格は目標ではあるけど夢のような遠い話ではないし、全員が本気で1部昇格を目指しています!


前期の9試合が終わると、リーグ戦は1度中断期間に入ります。これが6月の終わり頃。各チーム、前期の試合を振り返りつつ、後期に向けて更なる強化、調整を図る時期でもあります。一橋では例年、前期が終わると1週間の夏オフ期間に入ります。この時期はア式の活動はなく、各学年毎に旅行に行ったりシンプルに授業を受けたりします。夏オフが終わると、夏本番。もう、やばいです。暑さが。朝練だっていうのに、8時からだっていうのに、なんだ、この暑さ、は。でも、キツい練習の後にはメイツと昼飯を食べたり、売上に見合っていないレベルに涼しい西武多摩川線に乗って帰ったり。個人的な意見ですが、夏の期間はキツいし苦しいけど、振り返れば楽しいし充実しているイメージがあります。


8月上旬、夏合宿。年によってどんな合宿になるかは違いますが、去年の合宿は試合合宿でした。A1,A2,B1,B24つのカテゴリー(チーム)に別れて各カテゴリー11試合。この灼熱の時期に5日間連続で試合というのは肉体的精神的にめちゃキツいし、エグいいびきの先輩と同部屋になると大変なこともあるけど、結局楽しいのが夏合宿。皆で試合して、皆で風呂に入り、皆で飯を食い、皆でビデオミーティングして、皆でダラダラして、皆でコンビニに行き、皆で寝て、皆で起きて、皆で歯磨きして、皆で上を着替えて、皆で下を着替えて、皆でソックスを履いて、皆でスパイクを履いて、皆ですね当てをつけるなどし。


8月下旬には後期リーグがスタート。灼熱の中行われる後期リーグは体力がものを言います。前期に1度闘った相手との試合になるため前期負けた相手には絶対勝つ!といった意気込みや後期も勝って2連勝してやる!みたいな感じで一層ボルテージが上がってくるのが後期リーグです。1年生の話をすると、年にもよりますが後期リーグあたりからリーグ戦にガンガン絡みだします。結構早いですよね。(もちろん、前期から絡む人も毎年いますよ。)なのでア式に入って試合に出られるのか、などと心配している人がいたらそこは安心してください。ア式では学年関係なく実力でスタメンを勝ち取ることができます。


さて、後期リーグが終わる10月中旬に4年生は引退。リーグ戦最終節の直後に始まる東京都トーナメント(1~4部の大学で闘うトーナメント式の大会。)に向けて、慌ただしく新チームがスタートします。4年生が抜けることで各学年チームに占める役割が大きくなりそれぞれ自覚と意識が芽生えます。東京都トーナメントでもアミノと同じように1部の相手と闘うことができます。去年のトーナメントでは1部の帝京大学相手に3-3の激闘の末、PK戦で勝利し見事ブロック決勝に進むことができました。(あ、過去の試合のハイライトはYouTubeのア式のやつのとこから見れるので気になる人は見てみて下さい!)


トーナメントが終わると今度は息付く間もなく新人戦。1.2年生しか出場できないこの新人戦の期間は、2年のGMが指揮を取ります。2年はチームを引っ張る立場として、1年はもちろん出場を狙って、自分がやらなくてはいけないという意識に変わります。新人戦は1.2部大会と3.4部大会に別れているため、今年度のア式は2部のチームもう1つと、1部のチーム2つ、計4大学のリーグ戦を闘うことになります。新人戦とはいえ1部のチームと闘うことになるため試合のレベルは非常に高くこちらも毎年熱戦が続きます。1年生でここまでキャラを隠していたやつもどんなに遅くともさすがにこの頃にはメッキが剥がれてア式色に染まっていきます。


そして12月中旬、追いコン。先に言っておくと、これが楽しすぎる。ア式の追いコンは、4年生1(or2)に対して各学年1人ずつ付いて1班になり、1日目はその班で行動。お金は全て4年生が払ってくれます。高級ホテルの朝ブッフェに行ったり、スカイダイビングをしたり、サバゲーをしたり、ナンパ対決したり。遊び尽くした各班は河口湖の畔にある合宿所みたいなとこに集合し、全体で飲み会。(未成年はソフドリね)そこでは4年生のランキング発表や卒アル贈呈があります。翌日はまた班行動で東京へ戻りますが、その道中も温泉に寄ったりまたまた遊んだり。2日目も夜まで続きます。丸24年生の金で遊び倒す行事はア式ならではでしょう。追いコン前になると、必ず毎年「追いコンの為に1年頑張ってきたんだよな〜」などと言う人がいます。それほど楽しみな行事です。


そして追いコンが終わると冬オフ。夏オフよりも長い、約1ヶ月のオフに入ります。学年旅行、クリスマス、年末年始など最高の期間を過ごせるのです。冬オフ前になると、必ず毎年「この1年冬オフの為に頑張ってきたんだよな〜」などと言う人がいます。


オフが明けた1月の中旬。チームは新しいスローガン、目標に向けて始動します。もしかすると始動というくらいなら最初に書けという人がいるかもしれません。僕もそう思いました。


2月になると関西遠征。大阪に泊まって、関西の名だたる名門大学と試合をします。この関西遠征でも多くのミーティングをやったり、先輩後輩と過ごす中で結束が強まっていきます。こちらも夏合宿同様、試合合宿なので、全員等しく試合時間を確保できるし、中日がオフになると大阪観光することもできます。最終日も現地解散なので、帰り道にライブに行ったり溜まってるものを吐き出したりします。


と、ここまで見てきたようにア式蹴球部では一年中充実した日々を送ることができます。オンとオフがハッキリしているので休める時はしっかり休めるし、やるときはしっかりやる仲間と環境がある。それがア式の良いところなのだと思います。コロナの影響で今年度どう動くかはまだ見えない部分もありますが、ア式に入部すれば自分次第で自分を伸ばすことが確実にでき、同じ方向を向いた最高の仲間に出会えるはずです。もちろん体育会なのでいわゆる大学生の生活とは違い、キツいと感じることもあるかもしれませんが、その方が結果的に自分の為になると僕は思っています。なので今、サッカーをやりたいけどア式はキツイかもなーと「キツさ」で迷ってる人がいたら、是非入部してもらいたいのです。


例え想像通り、想像以上キツかったとしても後から振り返った時絶対に「キツかった」よりも「充実してた」ということができるはずです。


さて、来週からは部員紹介の企画がスタートします。ア式にどんな人がいるか随時紹介していくので、お楽しみに。


#20 櫛田潤

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