2017年11月2日木曜日

 
最後のブログという事で、今までの自分の書いたブログを見つかる分は見直してみた。自分も白藤と同じで、ブログを書くのが苦手である。変に凝ったものを書いてみようとしたり、就活の時に完全に病んでいる内容にしてみたり、その時々に「考えているべき」ことを書いてみたりしていた。内容を確認して、自分の浅さを改めて痛感する。普段から考えている量が多い人間は考えすぎなくても良い文章が自然に書けるのかな、とか感じてしまう。(宗が超大作を書いてしまい、滅茶苦茶ハードルが上がったので頑張って書きます)

 

 

 

 

前にも書いたかもしれないけれど、この部に入部してから自分の中で一番印象に残っているのは1年の時のキャプテンだった田中さんに直接言われた言葉だと思う。

 

「自分を持たないと、都合の良いだけの人間になるぞ。」

 

確かこのような感じだった。(違っていたらごめんなさい)

それから何かサッカーに関することで悩むと、この言葉が頭に浮かんでくるようになった。結局自分は自分を持てるようになったのだろうか。都合の良いだけの人間になってないか。

 

 

自分はサッカーが好きだ。本当に楽しいスポーツだと思う。上手ではないけれども、イメージ通りにプレーできた瞬間がたまらなく嬉しいし、自分が出ていない試合でも味方が勝てば嬉しい。このようなサッカーの楽しさを教えてくれた小学校の時の監督には本当に感謝してもしきれない。中高と同じくサッカーを続けて、その気持ちが変わることはなかった。だから死ぬほど勉強してこの大学に受かって、好きなサッカーを真剣に続けられるこの部活に入るのは自然な流れだった。しかし、中々思い通りにプレーすることはできなかった。

 

高校までの自分は本当に狭い世界で生きてきて、サッカーに関しても与えられた役割をひたすらにこなすようなことが多かった。言ってしまえば環境によって自分が形成されていた。受験に関してもそうで、周囲の期待がある以上、途中から後に引けなくなって必死に勉強することが全てであった。間違いなくこの大学に入学できたことは人生おいてプラスだし、地元に残っていては知ることができないことを経験した。しかし受験生の時はそこまで考えておらず、勉強するための環境があったからひたすら勉強していたように思える。

 

 

では「自主性」が求められる環境のこの部で、自分はどのように形成されてきたのか。恐らく2年目ぐらいまでは自主性は全く欠けていた。3年目で少し得られた。入ったばかりのころは右も左もわからず、DFなのかFWなのかもはっきりせず、全く上手くプレーできた記憶がない。2年目からは前線での起用が増えたけれども、それは自分でポジションを勝ち取ったわけではなかった。(色々試してくれた金田さんには超感謝しています)3年目でやっと自分からサイドバックやFWをやるために必要な要素を考えだした。流石に4年目になったらいろいろ考えるようになった。

 

 

結局、振り返ると自分に与えられたポジションで頑張る、という時間の方が長かったような気がする。それは高校までの態度と全く変わらず、中々うまくやれない時期は正直楽しくなかった。表面上普段通りを装うけれど、実際はそれどころじゃなかった。全く楽しくないし、上達する気もしないから。よくわからない方向に向けて努力し続けるのは本当に苦しいことだと知った。だからそのような時期は結果が目に見えやすい筋トレなどに逃げた。それを選択したのは弱い自分であって、楽しいはずのサッカーを苦しいものにしてしまっていた。

 

ただ、そのような状況の中でも自分の中に変わらないものがあって、それは「自分の担う役割を果たす」という意思であった。

 

その意思があったから様々なポジションで(FWができなくても)頑張ることができたし、プレー以外の面で、例えばイヤーブックなどで部に貢献しようという気持ちを持ち続けることができた。当然リーグ戦に出場して活躍できる人間は限られている訳で、それ以外の人間に何ができるか。そういうことを考え続けてきた4年間だったと思う。思えばたいしたことはやってきてないし、もちろんそれを逃げだと考えることもできる。しかしそのような気持ちは自分のなかに常にあって、そういう面から考えればある意味「自分を持つ」ことができていたのかもしれない。少なくとも、折れずにここまで続けてくることができた。

 

 

後輩に向けて、みたいなことはあまり書きたくないのだけれど、怪我をしたり、なかなか上のカテゴリーに上がれなかったり今後サッカーが辛くなることが何度かあると思う。そういうときに自分の心の拠り所や変わらない信念のようなものを持ち続けられる人は本当に強い。自分の持っていた軸は本当に脆く、正しい物だったのかもさえわからないけど、そういう軸のようなものが「自分を持つ」ことに繋がっていくのだと思う。今回の部活動停止期間を経て、各々自分と向き合って色々なことを考えたはず。その時感じたことや自分というものについて、少しずつでもいいから深めていって欲しい。自分は何も成し遂げられなかったけれど、少しでも何かを部に残して引退を迎えられれば、何の後悔もなくサッカー人生に一区切りをつけることができる。

 

長くてもあと1カ月ぐらいの部活生活だけれども、最後まで楽しく、悔いのないように過ごせるように努力していきます。

 

 

 

最近の出来事

泥酔すると説教するらしいので控えます

札幌が残留してくれれば来年はたくさん遠征できる…

銀座の夜の街をハイエースで流しました

 

 

#11 田中才揮

 

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