2020年12月12日土曜日

「全部欲しい」

 

1.宮林の質問への回答

何一つ変わりません。理由は本文を読めば分かるかと思います。

ただ付け加えたいことが一つだけ。それは、宮が雨と「仲間」として肩を並べるためには、こんな無難で面白みのない質問をしているようでは駄目だということです。僕は、この質問を初めて見たとき「宮らしい、毒の無い質問だな」と思い、優しい宮と過ごした懐かしい日々を思い浮かべて涙したものでした。でも、それは僕が長い月日を宮と共にした友人だから思うことです。仮に僕が宮の意中の女性であれば、つまらなく感じて宮に失望するでしょう。宮はいい加減、優しいだけの男はやめなければならないと思います。そうでなければ、永久に雨に煮え湯を飲まされることになると思います。この点を改善し、宮が雨と対等に話せる日が来ることを心からお祈りしています。

 

2.「全部欲しい」

一橋大学ア式蹴球部4年の中田裕之です。このブログでは4年間を振り返ってみたときに自分が感じたこと、それをもとに後輩に伝えたいこと、そして自分のこれからについてお話したいと思います。

 

 ア式蹴球部で過ごした4年間は、辛く、楽しく、切ない、それでいて恵まれた日々だったと痛感しています。

 

 つらかったのは、初めの2年間。初めの2年間の辛さは、僕が抱える理想と現実の乖離によるものでした。小中高といわゆる強豪チームに在籍した僕は、正直、一橋で試合に出られないなんてことはないと思っていました。しかし、実際には正樹さんや城所さんといった優秀な選手が多くいて、公式戦に出ることはおろか、A2に昇格することさえできませんでした。つまらないプライドばかり抱えて、自分の能力を過剰評価し、B2でちやほやされる立場に甘んじていた自分が結局のところ悪かったのですが、今思い返してもあの2年はつらいものでした。

 

 楽しかったのは4年間、ア式で過ごした全ての日々です。初めの2年、辛いことばかりであったかのように上述しましたが、試行錯誤しつつ自主トレに励み、自分の身体能力が明らかに向上していることを感じた毎日は充実したものでした。サッカー面以外でも、同期をはじめとして、生意気で自信過剰な僕を優しく見守ってくれる仲間に囲まれて過ごした日々は、今思い返してもかけがえのない愛しい日々です。たくみが自転車でこけるのを見て爆笑したり、そんな何気ない瞬間も失ってみて初めてとてつもなく価値あるものだったのだとしみじみ感じています。

 

切なかったのは最後の一年です。新型コロナウイルスの影響でサッカーができないどころか、大学で同期に合うことも叶わず、リーグ開催時には引退まで3か月。どうしようもないことだとは理解していましたが、全てを捧げてきた大学サッカーを、最後こんなみじめな形で終えることになるとは思ってもみませんでした。最後の練習が日野で終わったとき、この4年間、必死でサッカーに打ち込んできた自分たちの代が、時間の観点からもリーグ戦績の観点からもこれほど不満足な形でサッカー人生を終えることが、惨めで不憫でなりませんでした。

 

 恵まれていたのは4年間、ア式で過ごした全ての日々です。上述した内容とやや重複しますが、仲間にも環境にも本当に恵まれていたと思います。他の大学を見ていても、これほどまでにやる気のある仲間がいて、互いに人格をリスペクトできる仲間がいて、一緒に過ごしていて心地よい仲間がいて、活動を支えてくれるOBやマネージャーのいるチームはないと思います。

 

 以上を総合すると、ア式での4年間は最高に楽しく恵まれたものだった、感じます。辛さは成長のためには不可欠だったと思うし、切なさは恵まれていたからこそ、そこを離れるのが惜しくて感じたものだったはずです。

 

 だから、これからのア式蹴球部を担う部員には全て出し尽くしてほしいと思います。これが、僕が後輩の皆に伝えたいことです。僕が「恵まれていた」と感じた大前提として、自分ができることはやり切ったから、ということがあります。僕個人の観点では、サッカー・サッカー外に分けると、前者の面では最高の成功体験をしたと思います。包み隠さず言うと、自分はア式史上最も、下から上に上り詰めることに成功した人間だと自負しています。ア式を去る多くの人はサッカー外で「ア式で最高の仲間を得た」と言って去ります。しかし、多くの人はサッカー面で「最高のサッカー人生だった」という実感をもって引退することはできないのでは、と考えています。当然、僕は最高の仲間も手に入れたと確信しています。

 

 ア式蹴球部で得られるはずのものを全て得て、充実感と共に引退するためにも、仲間を大切にしつつ何もかもすべてをサッカーに捧げてください。食事も、睡眠も、入浴も、日ごろの歩行も、何から何までサッカーの上達のために使えるはずです。

 

 そして、皆さんとしてはどうでもいいことかもしれませんが僕のこれからについて。結論としてはもう1年、プレーヤーとしてア式蹴球部に残留したいと思います。上述した内容と矛盾しているのは明らかだと思います。まるで自分のサッカー人生に一点の悔いなし、と感じているかの如く書いたのでそれも当然だと思います。でも、僕はサッカー人生に後悔はありませんが、ア式人生には大いなる後悔が残っています。それはア式蹴球部を1部に復帰させられなかったことです。だから、残ってもう1年挑戦したいと考えています。ア式にはたくさんの愛をもらったので、この一点、どうしても諦めることができません。

 

 とんでもないわがままを言っていると思います。しかし、僕は何もかも全部欲しいと思っています。ア式を1部に昇格させたいし、外資コンサルで高給取りになりたいし、幹部自衛官として国防も担いたい。たった1度の人生だから、一切妥協したくないと考えています。

 

 後輩には特に迷惑をかけることになると思います。同期にも心配をかけることになると思います。しかし、やるからには今まで以上に本気でサッカーに打ち込んで、来年の秋には同期の皆と小平人工芝グラウンドで1部復帰を喜び合えるように、誠心誠意ア式に尽くしたいと思います。

 

 だから、あと1年だけ皆さんに応援していただけると幸いです。

 

3.最近の出来事

・移住先、小平にすべきか国立にすべきかで迷っています。

・追いコン、どんなモチベで行けば。

 

4.江口への質問

・飲み会での例の発言後、あやなちゃんには謝りましたか?


#7 中田裕之

0 件のコメント:

コメントを投稿