ア式は今、過渡期にある。よく部内で聞く言葉だ。部員数が増え、 ユニット制も多様化している。数えだしたらきりがないが、僕が入部してから三年間、本当 に色々なことが変わった。
ただ、最近OBの方々と話をさせてもらうことが増えて感じること は、ア式は今本当に過渡期なのか?という事。OBの方々、それぞ れの四年間で変わっていることはいっぱいあって、僕の過ごした三 年はそんなに特別ではないのかもしれない。表面的には人数も増え 、組織が巨大化する中で過渡期と感じるかもしれない。でも、ア式 が変化してきたのは単に「人数が増えたから必然的に」、といった 話ではなくその時々に部に関わった人たちのア式への関与の仕方に ある。金田さんの代では「挑戦と創造」というスローガンのもとピ ッチ内外で積極的な働きが増えたと思う。大口さんの代では「 良い結果はよい関係性から」、一年を通じて互いにかかわろうとす る姿勢が強くなった。これらは四年生が打ち出したスローガンだが 、全員が実行できた事であり、ア式を変えたものの一つだ。
今年は去年に比べて人数が変わることもそんなにないだろう。大き な組織の中でもよい関係性が結ばれる基盤を先輩たちが残してくれ た。表面的に過渡期も終わりに近づくかもしれない。ただ、“過渡 期”を終わらせてはいけないと思う。去年の継続であっては一部で は戦えないし、組織としての成長もない。ビデオミーティング、オ フ中の過ごし方、今年も変化はたくさんある。ただ、それらを自分 のものにし、ア式のものにできるかは個人の取り組み方次第だ。
ごく最近の話だが、うれしいことがあった。偉そうな言い方になる かもしれないが、全員の「球際・切り替え・運動量」 がかなりの部分で良かったと感じる試合があった。これは二年前か ら土台として掲げているもので、それでも課題として残っている部 分だ。これはまだまだ突き詰めることが必要だが、かなり変われた 部分だと思う。
最近あったこと
新歓が楽しみ
#42 藤原慧
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