2019年10月17日木曜日

「最後の一年。そして感謝」

「最後の一年。そして感謝」

今年一年間主将を務めさせていただきました右田です。

最後のブログ。同期がみんな素晴らしいブログを書いているのでハードルはとっても高いです。頑張ります。
申し訳ありませんが最後までお付き合いください。


国公立戦決勝の翌日の学校からの帰り道。
下地に「いつもリーグ戦でキャプテンマーク巻いて試合に出てるの凄いな。応援とか公式戦とかキャプテンっていう重圧で押しつぶされて全然いつも通りのプレーができなかった。」と言われた。


1年間そんなことは全然考えなかった。というか考えないようにしていた。その重圧全てを1年間背負い切れる自信がなかったら。
下地と話してて一年前が懐かしくなった。





「理想のキャプテン」



キャプテンになるって決まったその日からずっと考えていた。

キャプテンって何をするべきなんだ?
どうなれば良いんだ?
中野さんみたいにチームの士気を上げる言葉をかけれる人か?
いやでもそんな風にはなれないな
そもそもキャプテンってなんだ?
俺って向いてるのか?
てか留年してる俺に資格あるのか?


考えれば考えるほどわからなくなった。
自信がなくなっていった。



そして初めて迎えた新チーム初の公式戦、東京都トーナメント。
結果は4部リーグ所属の明星大学に負けて敗退。
最悪の結果だった。


トーナメント敗退後、チームは新人戦期に入り、新チーム本格始動に向けて同期でのミーティングが始まった。
毎練習後、1時間くらい話した。飽きるくらい話した。

そこでようやく気がついたことがある。考えなくてはいけないのは「理想のキャプテン」じゃなくて「理想のチーム」だった。
「理想のチーム」ができた時、そのキャプテンは「理想のキャプテン」になる。簡単な話だった。そう考えられてからは少し楽になった。


「理想のチーム」


同期全員がキャプテンと同じくらいリーダーシップを持つ。各学年ごとで連帯感を持つ。その上で学年関係なく良い関係性を築く。そしたら下級生も付いてくる。そして結果もついてくる。
この循環を回せるチームが僕の考える理想のチームだった。

このチームを作るために同期とミーティングで擦り合わせもしたし、関西遠征でチーム全員での縦割りミーティングもした。


そこからは自分が思い描いた通りに事は進んだ。


関西遠征で形になってきたチームは、三商戦を優勝し、TMはずっと負けなし。早稲田のAサブにも勝った。

その勢いのまま前期リーグ戦は711敗の堂々の2位。

何もかもがうまくいった。




うまくいきすぎた。




気が緩んでたわけではない。もっともっと強くならないと昇格は厳しい。それは何度も口に出して、チームにも自分にも言い聞かせてきた。
夏も走って走って追い込んだ。


しかし後期ここまで215敗。

あんなに調子の良かったチームは崩壊した。

立て直せなかった。

脆かった。

どこが問題だったのだろう。高山の大怪我か、西山の大怪我か、合宿のやり方だったのか、ミーティングのやり方か、毎回の円陣の話か、個人個人のセルフケアか、、、


結局サッカーは結果でしか評価されない。

だから今年も「失敗のチーム」になってしまったことに変わりはない。

「理想のチーム」になるための正解は何だったのだろうか。


というかそもそも正解なんてものはないのかもしれない。


だからこそ自分が正解だと思うものを考え抜き、信じ、突き詰めないといけない。


それがまだまだ足りなかった。甘かった。

前期までの結果でそのまま「正解」にたどり着けそうな気がしてしまった。チームとしてその雰囲気を作ってしまった。





ここからは後輩たちへ



突き詰める作業は簡単じゃない。GMとキャプテンだけでできるものでもない。このチームには常駐の監督もいない。だからこそ突き詰めるのは部員一人一人だし、
それができるのがア式の良いところでもある。


サッカーはもちろん、日々の食事、ユニットの仕事、マネージャーの仕事、全てを突き詰めることが「正解」につながっています。全てが「昇格」につながっています。


プレーヤーもマネージャーも全員が全てを突き詰めた先に「昇格」はあります。


口で言うのは簡単です。突き詰め続ける難しさは今年経験したと思います。


今年をただの「失敗」で終わらせないでください。

この経験を糧に新たなア式の歴史を作っていってください。

君たちの「正解」につなげていってください。

西山は「理想のキャプテン」に、山健は「理想のGM」になってください。

今年は見られなかった景色を来年は期待しています。




最後に同期へ



こんなにアホでバカなキャプテンを認めてくれてありがとう。最後まで付いてきてくれてありがとう。部活のことをここまで考えられる人達はいないと思います。
この代で昇格できなかったことは本当に悔しいけど、チームのために全力を尽くしてくれてありがとう。
本当に楽しく四年間やってこれました。
最高の同期でした。ありがとう。


・最近の出来事
最後のブログ何書けば良いか分からなさすぎて、言いたいことまとまらなかった。
引退は悲しいけど引退後も楽しみなそんなよく分からない感情

#5 右田大河

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