2019年10月8日火曜日

「4マネとして」

4マネとして」


この1年間が一番楽しくて、一番悔しかった。


楽しかったことをあげればきりがない。
最高学年になってチームのことを真剣に考えている同期の姿を見たり、少し前まで1年生だった2,3年生が真摯にサッカー・部活に向き合っている姿やチームのことを真剣に考えている姿に頼もしさを感じたり、新歓で話した1年生が入部してくれたり。
1人で2会場はしごしたのも、大変だったけどそのぶんやりがいも大きかったし、手伝ってくれたプレーヤーもたくさんいて、すごくいい思い出になった。

合宿も1会場2人で回して大変なところもあったけれど、その分、ペアの後輩と仲良くなれたし深い話もできた。
お金はなくなったけど毎日のコンビニも、いただきますの一発芸を見るのも、そのあとに少し文句を言いながら食べるご飯も、楽しかった。
指の皮がめくれたり、タコが出来たりしながら作ったミサンガも、今となってはいい思い出です。


悔しい思いもたくさんした。
たとえば秋季最初の3連敗。春季が上手くいっていただけに、負けが続いて悔しかったし、焦った。中断期間をぬるっと終えてしまったんじゃないかって後悔もした。
昇格可能性がなくなったときも、今のチームなら昇格できる、ってずっと信じていたからこそ、本当に悔しかった。
4年間でこのシーズンが一番悔しかった。


もう一つ悔しかったのは、選手側から「最近マネージャーのパフォーマンスが落ちている」と言われたこと。

それまでもアドバイスとか要望を聞くことはあったけれど、マネージャー全体として問題になって、選手から指摘されるに至ることはなかった。それが自分たちの代で起こってしまったことが情けなかった。

最高学年として、小さいけれど、マネージャーという一つの組織をまとめる立場に立つ難しさを感じた。


少しマネージャーに関しての話をすると。

正直、マネージャーの仕事で、自分だけにしか出来ないこと、はないと思う。誰だって教えられれば出来るだろうし、やるだけなら誰でも出来るだろうと思う。
だからこそ、自分がマネージャーをする意味はあるのか、とか、自分の部内での存在意義ってなんだろう、って悩んだこともあったし、後輩からそういう声を聞くこともある。

確かに、自分だけの存在意義って難しいし、ないかもしれない。けれど、自分がマネージャーとしてチームにとって必要な存在になることは出来るはず。
何人かのプレーヤーも言ってくれたように、マネージャーはチームに影響を与えられる存在だと思う。雰囲気づくりの面でも、練習効率の面でも、怪我・食事班の活動からも。
それら1つひとつをプラスの影響にしないといけなくて、そのためには本当に細かいところに気を配らないといけないんだと思う。

後輩マネージャーのみんなには、厳しいことも言ったし、今年は例年以上のスピードで仕事も教えたし、大変な思いをさせてしまったと思う。
みんながチームのことを考えて、マネージャーという立場に向き合って頑張っていることを知っているので、きっと、今年より来年、再来年と、いい組織を作って行けると思います。応援しています。


偉そうなことを言ったけれど、
自分が必要とされる存在になれたかというと正直、自信はない。なれなかったかも。
でも、マネージャーとして何が出来るか真剣に考えたり、悩んだり、チームに何か還元しようと必死になれたことは断言できる。
頑張った結果、例えば練習が効率よく回せたとき、プレーヤーにありがとうって言ってもらえたとき、褒められたときはすごい嬉しかったし、それが原動力になった。
そうやって頑張ってきたことが、実はどこかでチームにプラスの影響を与えられていたら幸いです。



4年間を振り返ると。
部活に行きたくなかった時期も、やめたいと思ったこともあった。
部停のときは2年生で、活動再開に向けて出来ることも少なかったし、やるせなかった。
他にやってみたいことが出来て、大学生活を部活だけで終わらせてもいいのか迷ったこともあった。


でも最後まで続けられたのは、
勝ったときのチームの高揚感が最高だったから。
自分の成長を実感できたから。
尊敬できる先輩方がいたから。
4年間変わらずうるさくて、楽しい同期がいたから。
後輩が上のカテゴリーにあがっていく姿を見るのが嬉しかったから。
マネージャーがみんな真剣にチームのことを考えて、頑張っていたから。
プレーヤーがサッカーに真摯に向き合って努力していて、刺激を受けたから。
そんなチームのみんなと一緒に達成したい目標があったから。

しんどかったことより、嬉しいこと、楽しいこと、やりがい、のほうが大きかった。
大学生活をア式のマネージャーとしての活動に捧げたことに後悔はない。
人数が減ったなかで、ぶつかったこともあったけど、最後まで同期2人でマネージャーをやってこれてよかった。
この代で入部できて、癖の強い同期のみんなと、尊敬できる先輩たちと、どんどん成長していく可愛い後輩たちと、4年間部活できてよかった。
ア式だったからこそ、このチームだったからこそ、やってこれたんだと思う。


引退したら、近くでみんなの頑張りを支えることはもう出来なくて。
同期や後輩が成長して頼もしくなっていくのも、そばで感じられなくて。
チームに残るみんなの、努力のほんの一部分しか見られなくなってしまって寂しいけれど、これからチームを作っていく3年生、新人戦を引っ張っていく2年生、今より上のカテゴリーでプレーする1年生、チームに貢献していくマネージャーのみんなを応援しています。


引退まで残り数日。
最終節は自分も勝利に貢献して、笑顔で終えられるよう頑張ろう!



最近の出来事

・部に残せたものってないかもしれないけど、インスタのフォロワーを23人から730人に増やしたのは私の功績ってことでいいですか

・実は標準語のほうが言いやすいんじゃないかって思いながらも、最後まで3つ2つを訛ったままでしか言えなかった

・そんな約束絶対にしていない。


#MGR 下川葵

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