2017年4月12日水曜日

試合に出る

「お前ベンチ外だったのかよ、だっせー 笑」

アミノの初戦、日生との試合後、日生にいる友達に言われた言葉である。冗談なのか、エールなのか、それは分かんないけど、恐らく、本気でバカにして言ったわけではないだろう。字面ほど悪意があるような言い方ではなくて、頑張れよみたいな言葉でその時は解釈したが、何も言い返せない事実ではあった。そいつはその試合点を決めて、自分はベンチ外。思えば、そいつは日生で1年の春からレギュラーで試合に出てて、片や自分は、入部してから日生と5回公式戦で当たったけれど、1度も試合に出たことはない。唯一ベンチに入れた去年の秋季も出番はなくて、試合にも負けて、試合後、嬉しそうにベンチに握手しに来たのを覚えてる。公式戦で顔を合わせる度に、毎回情けないような、悔しいような、焦るような、ただ残念なだけなのか、そんな感じの気持ちになっていた。

試合に出れないというのは、はたから見たら惨めに映るのかもしれない。でも、このチームを見ていれば、そんなことは絶対ないと言いきれる。このチームでは、試合に出る出ないに関係なく、チームに貢献する手段はたくさんあり、チームの為を思って行動しようと思えば、いくらでも方法はあるし、それが報われる素晴らしい組織だから。少なくとも、自分の目から見て、今のこの部は、全員がチームの事を考えて、行動していると思うし、試合の日も部員全員がチームの勝利の為に貢献しようとしていると思う。そういう意味で、この環境は素晴らしいものだと本気で思っている。

しかし、これは昔甘利さんが仰っていた事でもあるが、同時に逃げ道にもなりうるのではないかと思う。ピッチ外での貢献という言葉は、公式戦に出れないことに甘んじるための要因となってしまう危険性がある。このチームの中にいれば、全員がチームの結果に貢献しているのが分かるし、胸を張ってそう言える。しかし、誤解を恐れずに言えば、外から見ると、"サッカークラブ"において、"試合に出られていない選手"はチームの結果に貢献しているとは見られないだろう。自分が友達に"ダサい"と言われたのも当然と言えば当然かもしれない。

かといって、繰り返しにはなってしまうが、この部には、部に貢献できていない人は誰一人としていないと思う。現状よりもさらにより良いチームになるために必要なのは、全員がもっと公式戦に出て活躍してやるっていう強い気持ちを持つことや、自分がまだまだ上にいけるって信じて疑わずに、それを目指すことだと思う。そのために、もっと一選手としての欲を出して、他のチームメートと競うことは全く悪い事ではないはず。全員がもっとピッチ内での結果に貪欲になって、試合に出るために競い合って、その結果選ばれたメンバーを、結果としてベンチに回ってしまったり、メンバー外になってしまった選手が、ピッチ外でサポートする。そしたらもっとピッチ外での貢献というのは、価値あるものになっていくはずだと思う。

最後の学生生活において、サッカーに4年間を捧げる覚悟を持って、この部活に入部した以上、サッカーでこのチームに対し、結果を残す事をもっと目指さなければいけないと思う。少なくとも自分はそう思っているし、このまま残り半分絶対に終わってたまるかって思っている。全員がそういう強い気持ちを持ち、自分が試合に出るのを信じて疑わずに日々行動していけば、もっともっと強いチームになれると思う。偉そうに言葉にしてはいるけど、行動が伴わなければ、全く説得力がないので、もっと行動に移していきたい。

うまく言語化できてなくて、ちゃんと真意が伝わっているか不安だけど、要するに、もっと強くて、良いチームになれるのではないかという事です。

最近の出来事
ゼミ受かったのが春休みのハイライト
漫画読んで昼寝して1日の大半が終わる2ヶ月間だった
高萩離脱でこんなに崩壊するとは


#16 戸井純平

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