2017年4月4日火曜日

蹴活家族 "Beyond Tokyo"

新歓真っ盛り。
新入生達の対応する後輩達を、就活で新歓に関われず、遠慮がちに見つめる。
思い出すのは大口さんとえびちゃんに連れられて、入部宣言をしたあの日。

うちのチームはいいチームだ。一人一人が主体性を持って組織向上の為に多方面からアプローチする。自分達で練習の強度を高め、監督がいなくても厳しい雰囲気を作っている。
大声援をおくる応援団が見守る試合では、球際切り替え運動量で相手を圧倒し観るものを熱くさせる。こんな魅力的なチームはそうないと思ってる。

でも部員が増え、いつ頃からか実態のない主体性を逃げ道にする部員が増えた気がする。
上のカテゴリー、いわゆるチームの結果に直接関わる集団から距離のある部員が増え、人数が少なかった頃に比べ、試合に出るという事への強い想いは総量として減ってる気がする。
「俺は応援でチームに貢献してる」
「ユニットの仕事頑張ってる」
自分を納得させる為にこういう言葉に逃げる人はいないだろうか。
練習前後にボール蹴ってるのはいつものメンツ。
練習で違うカテゴリーに飛び込む勇気や、自分と同じポジションのスタメンの選手にアドバイスを受けに行くって姿はなかなか見かけない。

野際さんが2年前に書いた『結果を動かす』っていうブログは僕の根底に深く刻まれてるブログの一つだ。簡潔に言えば試合の結果を動かせるのは試合に出てる11人という話。
1年目だったらこういう考えに強く反発してたと思う。
「出てないやつの気持ちを無視しやがって!応援をなんだと思ってるんだ!」
って怒鳴ってたかもしれない。
ただ、のぎさんの言葉は紛れも無い事実で、ここから目を背けてるやつは一生涯、組織の行く末に直接関わる立場には立てないと思ってる。

うちのチームは結果を出せない選手にも、ピッチ外でチームに貢献できる機会をくれるし、そこをしっかり評価してくれる。でも、同様にピッチ内での結果もしっかり評価してくれる土壌が存在する。就活で忙しい中、Bのビデオもしっかり見てくれてた金田さん。どんな僻地にも嫌な顔せず帯同してくれた大口さん。自分の体幹を後回しにしても紅白戦をしっかり観ようとする圭吾。今年も多くの選手が少なくとも一回はAでプレーしていると思う。評価を受ける環境は整ってる。見てもらえてない、は決して言い訳にならない。

どんなに『ユニット』や『応援』に価値を与えようとしても、それは手段であって目的には決してなり得ない。逃げ道にしてはいけない。試合に出る。突き上げる。追い抜く。不断の決意と覚悟の上で取り組まないといけない。
公式戦に出たい。その思いで必死に練習に取り組んで、でも残念ながらメガホンを握る事になった選手が大きな声で応援をする事はこのチームの大きな魅力だと思ってる。ただ、口先で『頑張ります』『上手くなりたいです』って言って、でも本気で取り組まない奴が、応援やユニットも大事って言って割り切るのはおかしい。

応援やユニットはうちの大事な魅力で否定するつもりは全くない。ただ、僕たちはサッカーをしたくて、この部に入部を決めたはず。四年目、様々な言い訳とともに逃げていた過去を振り返り、23年には同じような想いをして欲しくないからこそ伝えたい。この部に入部した時のどのような気持ちだったか。試合に出たいという思い。上手くなりたいという情熱。それが間違いなくあったはず。
貪欲にがむしゃらに出してってほしい。
一部の先には関東が待っている。
Beyond Tokyo.

最近の出来事
・仁賀『お前、マジでテルってんなぁ』
・たかひさ、前髪のない船越をみて爆笑


#9 船越

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