「自分に自信を持つこと」
普段猫背な私ですが、このメッセージを最後のブログで伝えたいと思う。
自分語りになってしまって申し訳ないが、これは自分の中で最も苦労したことで、さらに言えば、未だに達成できているとは言えないことである。
具体的な話でいえば、今年はスタメンで試合に出ることも何度かあったが、そのたびに良く実感していた。
どこか腰が引けている。
Bチームで出ていた時に感じていた、「俺が点を取って試合を決めてやる」という気持ち。
その気持ちはもちろんあるし、リーグ戦で、公式戦で自分のゴールで勝った時を想像したらアドレナリンが止まらない。
でも、心から、本心からそう言い切れない。本能が疑問を呈してくる感覚。
もともとネガティブな性格だからかもしれない。
「自分の実力を試してやる」「どこまで通用するか楽しみだ」という気持ちを本心から持てなかった。
リーグ戦は特別な舞台で、みんなの想いも背負っている。
下手なプレーをしたら、あいつはリーグ戦にふさわしくないと思われるのではないかというプレッシャー。
負けたらその責任が自分にそのまま降りかかってくるプレッシャー。
情けない話だが、それらのネガティブな気持ち、プレッシャーを跳ね返すほどの自信を持てていなかった。
結果、「やれるだけやってやる」という気持ちで試合に臨むことにした。
ただ、今になって振り返ってみると一種の逃げだったようにも感じる。
必死にやって負けたならしょうがないと、自分をごまかしていた。
でも、リーグ戦は結果が全てだ。必死にやっていようと負けは負けで、勝ち点0という結果しか返ってこない。
実際、自分が先発した試合は4戦3敗。どの試合もしょうがないなんて思えるわけもなく、悔しさしかなかった。
自分語りが長くなってしまったが、総括すると、心からの自信を持ってほしいということである。
これからのア式を背負っていく後輩たちにもう一度自問してほしい。
「なぜ自分がスタメンじゃないのか」とGMに訴えられるほどの自信があるかどうか。
今週のリーグ戦にスタメンで出ると決まったときに、自分ならチームを勝たせてやれるくらいの気持ちでいられるかどうか。
本番になっていきなり自信をつけることはできないので、この気持ちを忘れていたらもう一度思い出してほしい。
そして、練習ではその思いを思いっきりぶつけてほしい。
同じポジションのあいつにだけは負けられない。
対面する相手を絶対いなしてやる。球際でぶっ潰してやる。
試合の中でも、それは同じだ。TMであろうと、常に意識しておいてほしい。
岡谷がいつかの円陣で言っていたが、もっとTMをチャレンジが絶えない場にしてほしい。
自分が思い描く理想を、その試合で自信を持って失敗を恐れずにガンガン表現していく。
そんなプレーを続けていく中で、磨き上げられたプレー、特技がいつか自分の糧となって、圧倒的な自信につながるのだと思う。
気づくのが遅すぎた感もあるが、引退まで四週間、自分に胸を張れるように努力は惜しまないつもりだ。
皆にも、自分に胸を張れる選手目指して引退まで走り抜けてほしい。
最近の出来事
・疲労がとれなさ過ぎて酸素カプセルなるものに一時間入ってみた。
入る直前にしたはずなのに危うく漏らしかけた。
・引退後バイトしかしてなさそうで怖い。
#12 重宗大貴
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