関西遠征中のミーティングでの最初の質問はなんでサッカーをして いるか?なぜこの部に入ったか?だった。 みんなには答えやすかったかもしれないこの質問だけど、 僕にとっては一番の難問だった。 今までサッカーをしてきて漠然と考えていたこと、 答えが出なかったことこそが多分、 なんでサッカーをしているかだったんだと思う。
あまり人に話したことはなかったけれど、正直な話、 僕はみんなに比べてサッカーが好きじゃない。 もちろん嫌いなわけではない。サッカーは好きだ。 でもサッカーが大好きで、 サッカーをいつも楽しんでるんじゃない。 自分のサッカー人生の大半は苦しい時間だった。 苦しいというのも上にあがれないとか怪我とかそういうことではな くて、 スタメンで試合に出られている時も元気な時もいつも苦しんでサッ カーをしてきた。 この間のミーティングの時はうまくまとまらなかったけれど、 監督に怒られないように、ミスをしないように、 そう思ってサッカーをしてきたというのが大きな理由なんだと思う 。
それでもサッカーが楽しい時はある。 どちらが先かはわからないけれど、 楽しんでいる時のプレーは大抵良い。
関西遠征中、色々と考えて試合に臨み、 今日はこんなことを克服しよう、あんなプレーしてみよう、 そんな風に思えた日や試合はいつもよりも楽しめたしパフォーマン スも少しは良かった。 大教大戦の90分はいつもよりサッカーが楽しかったように感じる 。 それでも他の日は保守的な気持ちでサッカーをする自分のままだっ た。 自分の良さを出したい気持ちよりミスをせずそつなくこなして試合 が終わることを望んでいたと思う。
Aの選手は明らかに格上の相手と戦う機会が多い。 それでもみんな自分のプレーができるし良さが出せる。技術、 フィジカル、戦術理解度、 色々差はある中で僕はこの姿勢の差を強く感じた。
「今は失敗してもいいからチャレンジしないとうまくならない」
岡谷さんにそう言われた。3つの理想にも挑戦の文字がある。
うまくいくかはわからないし、 まだまだ難しいけれど本当の意味で挑戦を続けることがサッカーを 楽しむ方法なんだと思う。
失敗しながら怒られながら成長していきたい。
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尾高のデビューがおめでたい
#28 下地政太
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