構える

新チームが始まった。

ここ最近の雰囲気はいい。というか好きだ。

円陣の時の、けいごとけんやがいい。

言葉が具体的なことが多くて刺激を受ける。

なによりもあいつら2人の「今のままじゃ全然満足してないですよ、これじゃ足りねーよ」感が本当に好きだ。

おれらのレベルで満足してる暇なんてないと思う。

あいつらとは1年の頃から周りに比べて一緒に多くのチャンスをもらってきた仲だ。で、彼らは今年はGMとキャプテン。今年のチームを最前線で引っ張っている。

シーズンオフの時に、今年の自分はどういう取り組みをしようか考えた。

今年はもっと還元する。

自分が持ってる知識とか経験とか、それをもっと伝えたい。

もちろん自分自身のサッカー選手としての成長や学生最後のサッカーみたいな視点も忘れるつもりはない。

でも、それだけじゃ足りない。

というか、それはチームに対してある意味無責任なのではないかと思った。

カテゴリやリーグ戦など、これまで多くのチャンスを与えてもらい、心技体さまざまなものを吸収してきた。

それらを持って、「じゃあ今年も自分精一杯頑張ります！」ってだけじゃそれは違う。

1年前、2年前、3年前、あの時の自分が先輩やGMや環境から得たものを、今度は自分が与えられるような存在になりたい。

でも、これはいつもクリティカルなアドバイスをしたいと思っているわけではない。

そもそも自分が蓄積してきたことが、正解かなんて分からないし、正解があるかも分からない。

だけど、壁にぶち当たっているやつとか、なんか迷ってるやつとかに自分の経験でも感覚でもなんでもいいから伝えてみて、プラスの影響を与えたい。

自分の一言が、そいつの意識や取り組みを変えるきっかけやヒントみたいなものになればいいなと思っている。イメージとしてはそんな感じ。

どうせ今シーズンもあっという間に終わってしまうと思っている。

新歓のゲーム大会で調子に乗ってはしゃいで優勝したと思ったら、もう気づけば自分は4年生である。

オフ中のミーティングで、自分たちでスローガンを決めようとしてて、1番上なんだということを実感した。

月日が経つのは本当に早い。

ア式での毎回の活動を噛み締めながら、今年も駆け抜けていきたいと思います。

最近の出来事

もうご馳走してもらうこともないのかと思うと本当に悲しい。

なにごともバランスが大事だとつくづく思う。

#8 宗嵩久