2018年12月14日金曜日

「夜爪を切ると本当に親の死に目に会えないのか」

1.あおいちゃんの質問への回答
完全にバカにされているだけだと思います。ゆいちゃんの下地化、期待しています。

2.夜爪を切ると本当に親の死に目に会えないのか

日本にはこんな言い伝えがあります。
「夜爪を切ると親の死に目に会えない」
聞いたことのある人がほとんどだと思います。夜に爪を切ることと親の死に目に会えないことは全く関係がないし、多分夜爪を切ったって親の死に目に会えるし、なんでこんなものが言い伝えとして残っているのでしょうか。少し気になって調べてみたのですが、一説によると、昔爪切りも電気もなかった時代には夜暗い中で刃物を取り扱うことには危険が伴ったため、その危険をうまく伝える方法として当時の人が残したものなのだそうです。つまりこの言い伝えは「親の死に目に会いたくば夜爪を切るな」という呪術的なメッセージではなく、「暗いところで刃物を使うのは危ないからやめとけよ」という先人たちの優しいメッセージなのです。

最高学年になりました。毎日のようにミーティングをしてチームのことや部則、ミッションのことについて話し合っています。何かを決定したり、去年と変えたりするとき、僕はいつも、同期とチームを作っていくことの嬉しさと同時に一つの大きな不安を感じます。

「自分たちが変えたことは良くも悪くも後世に残っていく」
これは自惚れではなく、事実だと思っています。制度や部則そのものが残らなかったとしても、少なからず影響を与えてしまうと思うのです。まず一つとして、明らかにおかしな決断を下してしまうことの怖さがあります。極端な話、僕たちが今季のリーグ戦の不参加を決めたら、例え来年の代が新たに参加したとしてもここまでの積み上げむなしくア式は下のリーグからのスタートになってしまうだろうと思います。でも僕が言いたいのはそうじゃなく、考えに考え抜いて良かれと思って定めた制度や、作った慣習が、いつの日にか陳腐化してしまうのではないか、僕たちの真意が伝わらなくなってしまうのではないかということです。

もし僕たちが選手の自律を願って遅刻等への罰金をなくしたとします。数年後、その願いは叶い、ア式は自律した個人による完璧な組織になるかもしれません。でももしかしたら、罰金制度がないことにあぐらをかき、練習時間になっても全員が揃わないダメなチームになってしまうかもしれません。「遅刻者に罰金を課さなくていい」この文言や慣習だけが残り、その裏に隠された僕たちの想いや真意は伝わらないかもしれないのです。2年後、3年後、そのもっと後の未来の後輩のことを僕たちは知ることができないし、その逆もまた然りです。僕たちが直接伝えていくのは難しいだろうし、真意を汲み取ってうまく運用してしてくれることを願うしかないと思うのです。

ふと現在に目を落とすと、そんな願いの集まりが今のア式を作り、願いの全ては今の僕たちに託されていると思うのです。ア式を作り上げてきた僕たちの先輩方は未来の後輩に、つまり今の僕たちに同じような願いを抱きながら卒業していったのだろうと思うのです。

学生主体、ユニット制、GM制度、ご飯LINE、一年集合…。先輩たちが残してくれた偉大な制度や慣習は挙げればキリがありません。遅刻しないこと、練習の前日に飲酒しないこと。明文化されていないこうした当たり前のことも含めて、どれを取ってもこれがア式の伝統だと言えるものばかりです。必ずしも完璧なものばかりではないかもしれませんが、それでも、その当時の先輩方がチームを想い、後輩を想って残してくれた伝統であることは確かです。

こうした制度や慣習をただ盲目的に受け継ぐのでは、本当の意味で伝統を受け継いだことにはならないと思います。その裏に隠された真意を、それらが必要な理由を、僕たち自身が考えて、理解して、行動してこそ、ア式の伝統を受け継いだことになるのだと思います。決して「親の死に目に会えない」から夜爪を切ってはいけないのでなく、「暗くて危ないから」なのです。

ア式にある伝統や慣習に対して、なぜ必要なのか?という問いを持つことを忘れてはいけないと思います。批判的になって食ってかかれと言っているわけではありません。それらの本質を見つける必要があるのです。なぜ?がわかれば規則がなくても行動は律されるのだと思います。

遅刻や用具忘れ、ユニットの仕事ひとつひとつへの手抜きなどが最近増えているように思います。ピッチ内でのパフォーマンスはもちろんのこと、こうしたピッチ外の行動においても、数々の先輩方が願った姿を体現できるチームになれたら嬉しいです。ここからの一年、先輩方のためにもまだ見ぬ後輩のためにも、みんなで良い伝統を引き継ぎ、また、良い伝統を残していきましょう。


3.最近のできごと
・LINEグループ「ポケモンGO」できました。
・書いてて思い出したけど、塩さんはこの言い伝え信じてるらしいです。つまり「親の死に目に会えないから」爪切る側の人です。
・青島ゼミ、8番の呪いがさっそく発動しました。
・遂にインターンの申し込み始めちゃいました、、、

4.恭平への質問
クリスマスイブの予定を教えてください。ちなみに僕は何もないです。何もなければ遊びましょう。


#8 下地政太

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