2017年9月28日木曜日

原点回帰

部停が明けてやっと体が戻ってきた。中高通してこんなに時間のある夏休みは初めてだった。今回は部停期間の自分について書こうと思う。

7月に無期限の部停が決まった時はあんまり重くとらえておらず、暇になっちゃうなぐらいにしか考えていなかったのでサッカーしたい欲もなく、まして他大の練習に参加したいとは思わなかった。高校には何回か練習しに行ったが、それもサッカーがしたくて行ったというよりも、後輩や、一緒に練習に行った同期と絡んだり、お世話になった先生に近況報告することが第一の目的だった。さすがに筋トレぐらいはそれなりにやっていたものの、8月中旬までそれぐらいしかやってこなかった。

8月後半になってさすがにちゃんと体動かさないとまずいなと思い上智の練習に行かしてもらった。その時久しぶりにちゃんとサッカーしてすごく楽しいと思った。

そこで、自分はサッカーが好きなんだと改めて感じた。小学校からサッカーを続けてきて、サッカーしている日常とともにサッカーできている日常を当たり前に感じていた。

活動再開後の練習もすごく楽しくて、先週の試合ももっと出たいなと感じた。そういう状況の今、なぜ部停になった時サッカーしたいと思わなかったのかと考えてみると、サッカーできる環境に慣れてしまったからだと思う。なんでもそうだが、何かを長期間継続していくうえで一番大切なことは楽しむことなんだろう。僕はこの部停を通じてそう学んだ。サッカーやっているからには上手くならなければいけないし、周りからも成長しろという言葉はよく聞こえてくる。意識を高く持つことはいいことだが、それは楽しむの上に成り立っているもので、楽しむことを忘れると長く続かないのではないか。

2カ月の部停は客観的に見ればとてもきついことで、リーグ戦に参加できなくなったのはつらいことだが、その2か月の練習を「こなす」だけだったなら、初心に帰ることができたこの期間はそれなりに有意義なものだったのではないかと今は思える。この気持ちを忘れずサッカーを続けていきたい。

 

 

芝でサッカーしたい

#38  瀬山謙人

 

 

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