2017年12月9日土曜日

メンタルの弱いメンタル班より

   一番働いていないと言われ、挙げ句の果てに不要説まで出てくる、そんなぞんざいな扱いを受けているメンタル班。今回はそんなメンタル班の威信を取り戻すべくメンタルについて自分の考えを書きたいと思います。自分なりのメンタルに関する考えなので、参考になったりならなかったりする部分もあると思いますが。


  リラクゼーションとサイキングアップを仕切るだけのユニット、みたいに思われがちのメンタル班ですが(今年は実際にそうなってしまっていた感じはあるけど)、その二つはメンタルトレーニングのメインではありません。

シーズンインの時期くらいにメンタル講習会で話があったと思いますが、リラクとサイキは理想的な状態を作り出すための手段でしかなく、それだけではメンタルトレーニングの効果はあまり見込めません。

     そもそもメンタルに対する意識って個人差が一番大きいと思います。フィジカルは鍛えれば身体が大きくなったり早く動けるようになったりと成長が捉えやすいですが、メンタルは目に見えるものではないので、成長がとても捉えづらい。

メンタルの強い人ってあまり重要性を感じないと思うし、逆に弱い人は何とかして精神的に強くなりたいと感じてると思います。

だからメンタル班はメンタルの弱い人が多く集まっているのではないでしょうか。


    重圧の大きな場面で実力を発揮できる人、そんな人をメンタルの強い人と呼ぶと僕は思います。人によってその重圧のかかる場面っていうのは違って、公式戦でないと全く緊張しないという人もいれば、TMですら緊張するという人もいると思います。おそらく全く緊張しないという人はいないのではないのでしょうか。

   重圧と向き合って打ち勝つのに一番大切なことは、自分の心理傾向を知ることだと思います。

「どういう状況だと自分は緊張するのか」「ミスした後どんな心境になるか」「味方がミスした時にどんなアクションを取るのか」

こんな風に自分の心の癖のようなものを把握することが大切だと思います。そうすれば試合前にある程度状況想定ができ、精神的に追い込まれた時に対処する術を見出せると思います。

ベイビーステップという僕の好きなテニス漫画では、重圧を可視化する、と表現してました。(結構面白いのでぜひ読んでみてください。)

ただ漠然と重圧を感じ緊張するのでなく、自分にとって不利な状況をあらかじめ試合前に想定し、どう対処するかまで思い描いておく事が有効だと思います。

  こういう自分の心の癖はDIPCAを活用すると、より自分の心理傾向を客観的に捉える事ができます。

自分の心理傾向を把握し、重圧のかかりやすい状況を具体的に想定し対処しようとすることが、メンタル強化につながるのではないかと自分は考えてます。


   このブログがメンタルについて考えるきっかけになれば幸いです。来年度はメンタル班も、もっと活動の幅を広げていけるよう頑張りたいです。

 

<最近の出来事>

・偉そうに書いてるけどリラクの仕切り俺より宮林の方がうまいらしい。

・圭吾さん、やっぱり俺は面白くはなれませんでした。

・中西のツボの浅さに助けられてる。とても。

#48 小杉直輝

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