2017年2月5日日曜日

ア式タラレバ男子

1.
日本人。東京都民。一橋大学在学生。ア式蹴球部部員。様々な組織、環境に身を置いているわけだが、多くの組織にいる中で外部から受ける評価も様々である。その中で、2016年度のア式蹴球部の快進撃はア式外部にも広く知れ渡っており、体育会関連の学生から一般の学生まで伝わっていた。サッカーに真摯に取り組む集団。36年ぶりの偉業を達成した集団。食事を毎度写真で撮ってLINEで報告するストイックな集団。ホームページや新歓PVがおしゃれな集団。ア式の部員という事で様々な評価を内外から受ける事になる。

ここ数年でうちの部の印象は良くなっているのだろう。新歓でネガティブな言葉を聞く回数は減った。OBOG保護者関係者に対しても、サッカーに取り組む姿勢やチーム運営の仕方など、評価される点は増えただろう。
しかし、これはア式の一部の人間が作り上げたものであり、多くの部員は単なるフリーライダーにすぎない。これを自覚しなきゃいけない。昇格に間接的に関与した応援。しかしその中で声を率先して張り上げていたのは毎度同じ部員だった。昇格に直接関与したA1でチームをも限られた人数のプレーヤーのみで構成されていた。ユニットで率先して何かを生み出す。変える。そういった行動をする部員もまた一握りであった。
ほとんどの部員は提示されたメニューをこなし、提示された規則に従い、そして与えられた枠組みの中での仕事に従事するだけである。

環境は個人を作る。例えばAチームに上がると見違えて上達する選手が多い。これは厳しい雰囲気が存在するAチームでプレーする事で個人の成長が促されているからだろう。一橋という大学の存在もまた、我々に一橋生らしい、という外部の評価の理由になるのだろう。ア式蹴球部らしさ。ア式蹴球部の部員としての評価もまた然り。しかし、この評価の源泉となっている環境は実は、個人によって作られているものである。

環境は個人によって作られる。今年のチームは練習の強度を自分たちで高め、厳しい雰囲気を作り出している。これは昨年あまり見る事がなかった光景である。これを生み出しているのも、同じ組織に所属する個々人である。組織の中に所属する個々人の活動は、その組織環境に影響を与え、外部からの評価にも影響する。ユニット制を取り入れた先輩。フィジカル、メンタルコーチを招聘した先輩。今のア式蹴球部の環境、評価を生み出す原因となった諸々はそういった個々人の主体的な行いで生み出されてきた。

我々が学生主体であり、組織の成長には個々人の主体的能動的な活動が不可欠である以上、一部の人間は(四年生や主将GM)はもちろん組織存続のためにそうした活動に従事せざるおえない。しかし、残りの部員がフリーライダーであっては組織の成長の度合いが限定されてしまう。ただ与えられた環境を享受し、個々人として環境に影響を与えないようでは口先だけの『学生主体』『主体性』という事になる。ユニットの活動。練習における振る舞い方。練習前後の時間の使い方。様々な場面においての個々人の活動、意識がこのア式蹴球部という環境に影響を与えており、その事を多くの個々人が意識してこの一年を過ごす事ができれば、一部に昇格を果たした去年のチームよりさらに強いチーム、さらに良いチームになれるのではないだろうか。

最近の出来事
・たかひさ、ちひろ。ごめんよ。
・吉川がコンテンツと称して同期(僕)を売った


#9 船越弘晃

0 件のコメント:

コメントを投稿