2019年4月6日土曜日

「怪我との付き合い」

1.がくとからの質問への回答
この1年で成長したことを2つ以上教えてください。
→6kgやせたこと、試合に90分出ても足がつることなくプレーできたこと、冷蔵庫の中の余り物を使って手間をかけずにそれっぽい料理を作る力を身に付けたことです。

2.怪我との付き合い

ア式に入ってからもうすぐ一年経ちますが、自分の中でこの一年を振り返ったときに真っ先に思い起こされるのは、非常に怪我に苦しめられてきたということです。二度の足首の捻挫や腕の骨折などであわせて半年ほど離脱しましたし、プレーできているときでも、どこかに痛みを抱えていたり以前負傷した箇所を庇っていたりして、身体に対する不安がなく万全な状態でプレーしたのはほとんどないと言っていいくらいです。そんな自分の怪我に対する考え方を、自戒の念も込めつつ述べたいと思います。長文になってしまうことご容赦ください。

まず、怪我の予防について書きたいと思います。サッカーは、スプリントやジャンプ、キックなど爆発的な動作を長時間繰り返し行う上、接触プレーを伴うスポーツであるので、他の競技と比べても怪我のリスクが高いといえます。「備えあれば憂いなし」ということわざがありますが、文字通りに捉えれば怪我の予防に関してこのことわざは当てはまりません。なぜなら、前述のようなリスクの高さから、いくら予防しても不慮の怪我が起こり得るからです。しかし、予防によってリスクを減らすことはできます。「備え」が重要であるという点では、このことわざは妥当であるといえるでしょう。
ところが、ア式では常駐のフィジカルコーチがいない中で予防をしなくてはなりません。並木さんがいらっしゃったりフィジカル班が情報を共有してくれたりすることは有意義だと思いますが、それだけでは不十分です。なぜなら、身体の状態や、同じ練習をしてかかる負荷や疲労感は人によって異なるため、個々人によって必要な怪我予防も違ってくるからです。組織として一人一人に対応したきめ細かい管理が難しい分、日々の身体のケアや、食事や睡眠などの生活習慣といった、各々の自己管理に委ねられる部分が大きいのです。自分の場合、このような自己管理が不足していたことがこの一年苦しんだ主な要因だと思います。また、部全体でも、氷を申請しても使わずに残されることが頻繁にあることに象徴されるように、まだまだ身体のケアに対する意識が不足していると感じます。

ただ、先ほども述べたようにサッカーをやるからには怪我とは常に隣り合わせで、時に不可避なものでもあります。もし怪我をしてしまった際には、怪我をしてしまった事実を受け入れ、一日も早く出来るだけ良い状態で復帰することを目指して無理のない範囲でリハビリなどを行うことが最善の行動であり、そうする必要があります。
しかし、ここで大きな問題となってくるのが精神面です。怪我をしたことを受け入れると書きましたが、怪我をしてしまったことは思い返したところで治る訳ではないし仕方ないと割り切って前に進むのには精神的に大きなエネルギーが必要です。また、先が見えない中でもリハビリに励むモチベーションを保ちつつ、復帰を焦って症状を悪化させるということがないように我慢するのも簡単なことではありません。実際、全治一ヶ月以上の怪我を三度以上経験した選手はそうでない場合に比べ鬱や不安障害に2~4倍なりやすいと言われています。怪我の話題からは逸れますが、自伝で鬱病にかかったことを告白したイニエスタのように、プロサッカー選手は、試合などの重圧により、一般人に比べ鬱や不安障害になる割合が倍以上であるというデータもあり、プロではない我々でも通常より精神的に不安定になりやすいだろうと考えられます。自分のことを振り返ってみても、怪我で離脱しているときや、先週から一週間以上体調が思わしくなく部活を休んでいた際に、精神的に追い詰められた部分もありました。
そんな中でア式の現状を考えると、怪我人への配慮は足りていないと言わざるを得ません。怪我人に対する心ない言動を目撃することは正直多いし、自分も離脱中などに受けた言動で不愉快に感じたことは少ないとはいえません。かくいう自分も、周りに対しそのようなことをしてしまっているというのが現実です。ただ、怪我したことがない人はいないと思うし、普段は感じないようなサッカーに対する渇望のようなものを離脱しているときに感じたことがあるはずなので実感をもってわかると思いますが、怪我人は休みたくて休んでいるのではなく、プレーしたくてもできないから離脱しているのだということを自分も含め改めて認識することが必要です。

このように自分の怪我に対する考えを書いてきましたが、先ほど少し言ったように、ここ一週間以上体調を崩し部活に行けていない状況が続いていました。アミノの期間中でかつ新歓期であり、リーグ戦開幕まであと一ヶ月に迫るという大事な時期に長く休んでしまい、申し訳ないと思うと同時にもどかしさを感じていました。病院に行って検査をした結果、さらに精査する必要があったということで、体調不良が何によるものだったのかはまだはっきりとはわかっていないというのが実際のところです。また、離脱している間、いろいろ思い悩んだこともあり、精神疾患についていろいろ調べたのですが、自分の精神疾患に対する理解が全く足りていないと痛感した次第です。
しかし、普段から本当に不甲斐ないところが多く、チームに迷惑ばかり掛けている自分に対して、自分が思っている以上にア式のみんなが心配してくれていたようです。「大丈夫か?」というLINEをたくさんもらったし、来なくていいよと言っているのに見舞いに来てくれたし、練習に復帰した際にはいつものようにイジりながら笑顔でチームに戻してもらいました。自意識過剰な気はしますが、そのようなことが正直どれもめちゃくちゃ嬉しかったし、今もそれらのことを思い出して人生最大の嬉し泣きをしながらこのブログを書いております。今まではあまり自信がなかったのですが、今なら、自分はア式に入って本当に良かった、ア式が大好きだ、今のチームに新1年生を迎えて絶対に一部昇格するんだと胸を張って言えます。このことを言い続けるためには、まだまだ未熟で努力も足りていない自分をまず改める必要があるのは間違いありません。ですが、ア式が目標を成し遂げるために改善できるところもあるのではないかと思い、コミュ力皆無の自分が感じるところをこの場を借りて書かせていただきました。失礼致しました。

3.最近の出来事
・佐川が本当に心配
・森下のブログでこの部から消されていたけど、辞めてないし、辞めませんよ笑
・続々と新入生が来てますね。男子のスタッフも入ったということもあり、ア式に新たな良さが生まれるのではと期待しています。
・インテルにエースのイカルディが帰ってきました。色々あったけど、なんだかんだ嬉しいもんですね。ただ、彼の妻は未だに許せません。
・このブログは夜遅くに舞い上がって書いているので、後でまた自己嫌悪に苛まれるでしょう。

4.北西への質問
金がなくて困っているという訳ではなさそうなのに、どうしてそんなにケチケチしているのでしょうか?


#36 澤根宏樹

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