2018年2月11日日曜日

技術の向上


「今年度を、部員全員がそれぞれのサッカー人生において、最も技術的に成長した1年であったと胸を張れるようにする。」
この目標は、シーズンが始まる前「個人としてチームに与えたい影響」を考える際に、僕自身が設定したものです。キックオフミーティングでもみんなに話したと思います。

一つ断っておきたいこととして、僕はア式の部員の技術が低いとは思っていません。それぞれの高校で活躍してきた人が集まってきた部だと思っています。それでも上には上があるのは当然で、東京都リーグには僕ら以上に技術的に優れた選手が多くいる印象を受けますし、みんなもそう感じているのではないでしょうか。

話を戻します。
GMという役職が存在する中で、主将の役割として技術の向上を優先したいと考えたのには二つの理由があります。

一つ目は、「技術の向上」がチーム目標である「一部復帰」ないしはその先の「関東昇格」を達成する上で、必要不可欠な要素であると考えたからです。
球際や切り替えといった要素の徹底は、僕らが試合に勝つうえで欠かせない土台であることに間違いはありません。これは卒業していった先輩方が結果で証明してくれました。
そこで、「この土台の上に、現在よりも優れた技術を積み上げたら更に強くなれるのではないか。」こう考えました。
技術的に劣るから、球際・切り替え・運動量を頑張るという論理ではなく、球際・切り替え・運動量を土台に優位性を保ちつつ、技術でも負けない。球際・切り替え・運動量というコンセプトを大事にしながらも個々で技術的な課題を見つけ、その解決に向かって努力する。
東京都一部から東京都二部へと降格しましたが、それは今年のチームが昨年より劣ることを意味しません。昨年よりも強いア式になるために、技術的な向上に重要性を見出しました。

二つ目の理由は、「技術の向上」という要素が、部員それぞれがシーズン最初に設定した目標の達成に最も強い影響力を与えると考えたからです。
例えば、「シーズン15ゴール」を目標にしている角刈りストライカーがいるとします。
その目標達成への一番の近道は、シュート精度や抜け出しの質の向上であり、つまるところ「技術の向上」です。
他にも、「サッカーを楽しむ」という目標を設定した部員。サッカーが楽しいと感じるのは、今までできなかったことができるようになったことや、カテゴリーが上がったときに感じる充実感などがあるかもしれません。「楽しい」という感情には「技術の向上」が直接的に影響を及ぼすと考えています。

新シーズンにむけて、僕からも岡谷からも「長期目標を設定し、それに向けた短期目標を設定していこう。」という話を何度もしてきたと思います。目標を立てた人は気づいていると思いますが、長期目標はどんなものであれ、短期目標は技術に関わる目標になっているのではないでしょうか。目標を立てていない人はぜひやってください。
練習に対するモチベーションも上がると思います。

では、「部員の技術の向上」のために僕ができることは何か。
そこには、僕自身が個人的にアドバイスをしたり、プレーに関する議論をしたりして直接的に影響を与えるものと、GM岡谷がやっている練習メニューの考案・実施など間接的に影響を与えるものがあると思います。
間接的なものに関しては、技術ユニットが新しく行うビデオミーティングに積極的に参加することやオフェンス陣の自主練メニューの考案などで貢献していこうと思っていますが、個人的には直接的なものを重視していこうと思っています。
僕自身なんの指導者ライセンスも持っていませんし、サッカー偏差値や戦術理解力が高いわけでもありません。それでも、そのプレーに対する自分の意見を言うことや、議論をすることによって、何気なくやっていたプレーに対して意識を向ける手助けにはなると考えています。なので、外からガヤガヤ言うこともあると思います。的外れなことを言っているかもしれません。もしそうならば、なにがどう的外れなのか考えてくれると嬉しいです。それだけでも伝えた価値はあると思っています。よろしくお願いします。

一部復帰を決める瞬間を想像しただけで、胸が高鳴ります。
僕の長期目標は他でもない「一部復帰」です。
最終節に笑って泣けるように、今から全力で頑張りましょう。

最近の出来事
・家の近所の整骨院、「肋骨ずれてるので調整しまーす!」っていわれ、2m離れたところから気功飛ばされた。行くのやめた。

回答:革命を起こしていただいて構いません。

#11 中村への質問:よくぼーっとしているところを見かけますが、あれはなにを考えてるんですか?

#10 中野正樹

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