2020年2月14日金曜日

「前十字靭帯断裂 全治10ヶ月」

1.佐川からの質問

復帰のスピードで西山さんを追い抜いたと聞きましたが、勝因、もしくは西山さんの敗因を教えて下さい。

実際追い抜いたというよりは1ヶ月あるはずの差が1週間に縮まっただけです。
病院の違いによるスケジュールの差などが考えられますが、術後2ヶ月ぐらいはめちゃめちゃリハビリに通い詰めたのでそれの成果が出たのかなと思います。
まあ競い合ってるつもりはなく、1ヶ月先に西山さんがいるのはいいモチベーションです。




2.「前十字靭帯断裂 全治10ヶ月」


「前十字靭帯断裂。全治10ヶ月くらいかな」

正直これを医者から言われた時は絶望しました。別に部活でサッカーが特別うまくいってたわけじゃないし、調子が良かったわけでもない。カテゴリーが上がる気配もなかった。そんな僕でも1年近くサッカーできないとなると絶望するみたいです。



ただ意外とすぐ切り替えられるもんです。医師から10ヶ月の離脱を宣告された1時間後には復帰のことを考えていました。

「あぁ、自分が復帰するのは新入生が入ってくるくらいなのか」



もちろん怪我は良くないこと、自分にとってマイナスであることは分かっていますが、プレーから距離を置くことでいろいろなことを再確認されてくれました。そういう面では一概に悪とは言い切れない自分もいます。


まず自分が思っている以上に自分はサッカーが好きなことに気づきました。怪我の全容がわかって、手術も決定して、入院までの間は正直言って部活に行くのは辛かったです。正確にいうと部活に行くこと自体が辛かったわけではなくて、サッカーを見るのが辛かったです。みんながサッカーを楽しそうにやっているのを見ると、ものすごくサッカーをやりたくなるから。10ヶ月も先延ばしにされるって結構キツかったです。


「入院中はサッカーを見るのやめよう」そんな風に考えてました。ただ、実際に病院でサッカーから離れた生活は3日も持ちませんでした。入院生活4日目にはサッカー雑誌を読み漁り(内容を理解できたとは言い難いですが)、DAZNでいろいろなリーグの試合を見たりして、1日の大半をサッカーに関する何かで過ごしました。手術後の激痛で歩けるようになるのかさえ不安になってた自分でも、スーパープレー集を見れば興奮し、footballistaを読めば戦術の深さに感心し、ア式のビデオを見れば気持ちが上向きになりました。リーグ戦前期の成蹊戦を見て、すごくモチベーションが上がったのをよく覚えています。

もちろんサッカーを見ればやりたくなってしまいますが、サッカーを断つことは出来なかった。自分は想像していたよりもサッカーに魅了されているみたいです。



そしてア式が好きなことにも気づきました。「サッカーが好きなだけならなんでア式にこだわるんだろう、サークルとか他の環境でもサッカーはできるのに」
入部当初の自分は「本気でサッカーをやりたいから」と答えたと思います。もちろんそれは今も変わりません。本気でやりたいからア式、この考え自体はずっと持っています。ただ、こうして2年近くア式の部員として生活してきて改めて先の問いに回答するとすると「ア式が好きだから」と答えるかもしれません。

入院中に沢山の人がお見舞いに来てくれて、本当にいい仲間に恵まれたなと感じました。そんな仲間とまたサッカーが出来ること、それがすごく楽しみで術後の激痛を伴うリハビリも乗り越えられました。


そして、退院して部活に戻って練習を見ていると、練習の合間に選手同士がコミニュケーションをとっている姿が頻繁に目に止まりました。時には厳しい言葉も聞こえてきました。ただ、それはお互いが高いレベルを求めているからが故の指摘だったりします。信頼関係があるから本当に思っていることを言えるし、受け入れられる。外で見ていて、そんな部員同士の関係を改めていいなと感じました。


ア式以外の場所でもサッカーはできるかもしれません。しかし、そんな素晴らしい仲間とお互いに高めあいながらサッカーできる環境はア式以外では考えられない。ア式が好き。これがサッカーをア式で続ける理由なのかもしれません。



ここまで書いて気がつきましたが、ずいぶん長々書いたくせに内容は中々に薄っぺらい。結局怪我の間に思ったことは「サッカーとア式が好き」なんて小学生でも考えつくかもしれない。ただ、自分にとってこの基本的なことを再確認できたことは結構大きなことです。

「大好きなサッカーを最高の組織でプレーする」

まだまだリハビリ生活は続きますが、これを楽しみにしながら日々のトレーニングに励みたいと思います。


3.最近の出来事

・文才はなかった
・委員長になって急にやること増えた
・月曜日もJFAに行かなきゃいけないのは聞いてなかった

4.くっしーへの質問

くっしーは笑いに精通している印象がありますが、参考にしている芸人はいるんですか?

#68 内藤昂平

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