2018年10月7日日曜日

「4年間」


2015年4月18日。
私が朝鮮大学のグラウンドで入部宣言をした日。

あの日には、こんなに波乱万丈な4年間になるなんて思ってもいなかった。
36年ぶりの歴史的な瞬間に立ち会えるとも思わなかったし、その翌年にはあれ程までの絶望を味わうことになるとも思わなかった。同期プレイヤーとの壁にあれほど苦悩するとも思わなかったし、引退する時にはこんなに同期が好きになるとも思わなかった。
思い返せばいろいろあったけど、4年間、本当にあっという間だった。

1年生の時、当時4年生の先輩にこんなことを言われた。
「自分が何のためにこの部活にいるのか、4年間で何をしたいのかよく考える。確固たる自分の意志がないと絶対に後悔する。この4年間は1度しかない、後悔してほしくない。」
マネージャーである私に向けて言った言葉だが、これは全部員が向き合わなければならないことだと思う。

"何のためにこの部活にいるのか"
"4年間で何をしたいのか"

ア式蹴球部はチームであり、部員はチームに所属している個である限り、各々のプレーやマネージャーの仕事、ユニットの仕事全てのベースにあるものは、"チームへの貢献"であるはずだ。

ではどのように貢献するのか。何のためにこのチームにいるのか。
学生主体で個々の主体性、キャラクターを尊重するア式だからこそ、チームへの貢献方法は無限に存在すると思う。体育会サッカー部であり、あくまで主役はプレーをする選手たち。だから、プレイヤーが試合に出て活躍すること、つまり、チームにプレーで貢献することを追求するのは当然のこと。でも、試合に出ていなくても、怪我人でも、マネージャーでも、チームのためにできることが無限に存在するのがア式のいいところだと思う。

74人いれば、74通りの貢献の仕方がある。一人一人、その人にしかない影響力を持っているはずだ。自分の長所を最大限活かせるところ、そこがア式における自分の"居場所"であり、まさにア式に必要とされている"理由"になる。

去年のシーズンインの時に、圭吾さんが"リーダーシップの総量を最大化したチーム"を目指したいと言っていた。誰よりも球際で負けない、自主練を積み重ねる、雑用を率先して行う、応援で試合を盛り上げる、テーピングを丁寧に巻く、後輩の意見に耳を傾ける、、なんでもいいから、全員が自分の価値を最大限に発揮できる場所を見つける。
それが私の思う、強いチームだと思う。

何が言いたいのかわからなくなってきたけれど、本当に4年間はあっという間だし、大学生活は一度きり。後輩のみんなには、4年間をどう過ごすのか、しっかりと考えて1日1日を大切にしてほしいです。4年間で成し遂げる目標を見据えて、その目標に向かって何が何でもやりきってください。

なんだか引退後みたいなブログになってしまったが、私自身このまま引退なんて絶対にしたくない。
残された1週間で、私が大切にしていきたいこと。皆にも今まで以上に意識してほしいこと。

熱量。

全員が、スタメンで試合に出ている人たち、岡谷や正樹と同じくらい、勝ちを、一部復帰を渇望しているだろうか?同じくらいの熱量を持って取り組んでいるだろうか?
熱量は相対的なものではないかもしれないけれど、試合に勝ったら自分が勝たせたと思えるくらい、負けたら自分のせいで負けたと心から思えるくらいの気持ちで臨めているだろうか?

74人全員が同じベクトルで最大限の熱量を持ったら、ものすごいパワーになると思う。最終節、絶対に気持ちで負けない。最後の最後に、鳥肌が立つほど一体感を感じられる試合をしたい。

楽しむこと。

泣いても笑ってもあと1週間。
残り1週間は、このチームで戦える”今”を誰よりも楽しむ。結果は、試合終了のホイッスルが鳴る瞬間まで誰にもわからない。だから気負わずに、やれることはやってきたんだと胸を張って、いつも通りの力を出し切って、楽しんだもん勝ち。全力出したら、結果は後からついてくる。
私自身、このチームで過ごせる残り1週間を、誰よりも楽しみたいと思う。

楽しんで、そして最終節勝ち切って、笑顔で10月14日を迎えましょう。

最近の出来事
同期マネが、言いたいことはほとんど書いてくれてた。
運転楽しい。
バイト3つめ始めました、引退後はバイト漬け生活です。

#MGR 野口明穂

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