2019年8月27日火曜日

「受験の心得」



今回は受験に関してということで、高校生向けに、あわよくば一橋大学のア式蹴球部を志望している高校生向けに、受験体験記を書きたいと思います。


私の出身高校は東京学芸大学附属高校で、一橋大学ア式蹴球部には自分を含め5名が在籍しています。母校は進学校と呼ばれていましたが、強制的に勉強をやらせることはなく、私が大学受験を本格的に意識し始めたのは高2の冬からでした。



サッカー部の同期がボロボロになった英語の単語帳を自慢し出し、一方自分は校内の実力テストで350人中300位代を叩き出し絶望を感じていた1月、焦りから勉強を始めたのを今でも覚えています。



記憶力だけには自信があった当時の私は、英語は単語、数学は解法、国語は古典単語、日本史は歴史年表をただひたすら暗記出来れば受験に受かると思ってました。バカでした。おかげで模試もことごとく失敗に終わり、気づけば高3でした。



ただここが転機でした。
選択授業になり空きコマができたことで、空きコマに友人と自習するようになったのです。友人たちは、数学の問題を解いたり英語の読解をしたり、暗記に取り組んでいる人は誰もいませんでした。周りの人に感化され、自分も英語の長文読解や数学の演習をするようになり、徐々に学力もついてきました。問題演習大事。アウトプットって大事です。



正直志望校とかはこの頃はなかった気がします。ただ周りの人たちが東大や一橋を目指していて、それに感化される感じで一橋を志望するようになっていきました。高3の夏には、学部関係なく様々な授業を履修でき、自身の興味ややりたいことに沿って広く学習ができる社会学部が第一志望になりました。私立ではなかなか続けられない大学サッカーが一橋ではできる、というのも大きな決め手でした。



3の夏に部活を引退してからは、理科基礎に力を注ぎました。今の配点はわかりませんが、当時の社会学部の配点はセンター180点換算中、理科が100点でかなりのウェイトを占めていたからです。勉強の時間もあまり残されていなかったので手っ取り早く理科で点を稼ぎにいきました。ここら辺は作戦です。



勉強が足りなかったのか、自分の理解が悪いのか、あるいはその両方か、結局最後までE判定以外出せずに受験本番を迎えたわけですが、そんな自分を支えてくれた言葉を紹介します。



「受かる人は受かるし、落ちる人は落ちる」



親が自分を励ますために言ってくれていた言葉です。そのまんまの意味ですが要するに、結果は神のみぞ知る、果報は寝て待てということです。



努力をしたのに結果が出てない時には、自分の努力を信じるしかないと思います。結果は後からついてくるもので、現時点ではうまくいってなくても、受験本番当日はうまくいくかもしれません。



今の自分に自信がないときこそ、今までの自分を信じて後は運に任せるのもありです。私は中学、高校、大学と3回受験を経験してきましたが、毎回「受かる人は受かるし、落ちる人は落ちる」と思いながらなんとか乗り越えてきました。気持ちを整理した状態で試験に臨めたから成功したんだと思います。



大事なのは、本番当日に心身ともに最高の状態で試験を受けることです。模試で自信をつけて臨むのも良し、模試がダメでも開き直って受けるのも良し、運に任せるも良し、方法は人それぞれだとは思いますが、自分がベストだと思う状態で臨んでくれればと思います。



来年の春、私は部を引退していますが、一橋大学ア式蹴球部で新入部員として胴上げされている動画を見るのを楽しみにしています。




最近の出来事
・左足の手入れに慣れてきました
・車で日本一周を計画中


#16 渡邉友彬

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